こんにちは! 突然ですが、布が好き!という女性は多いのでは?!
私もそのひとり。好きなモノは、たくさーんあるのですが、
そのひとつが、いろんな布! 特に、天然素材の布。
東南アジアに行くと、バティックの手触りに感激し、
故郷の久留米に帰省すると、久留米かすりに目をうばわれ、
アメリカのヴィンテージショップへ行くと、古いキルトが
気になってしかたありません。
実は、私の自宅の押し入れには、各地で買い集めた、
いろんな布が重ねられています。
またまたポートランドでの話なのですが、
ダウンタウンから少し離れたアルバータという新しいエリアを
散歩していたら、手作りの布製のOPEN サインを見つけて、
カワイ~イ!めずらしい?!と吸い寄せられて店内へ。
「bolt」という生地屋さんです。
ポートランドの生地屋さんは、生地のセレクトショップと
いう感じで、それぞれのお店が、それぞれに個性的です。
全体に、東京の生地屋さんでみかける布とは違うセンスに
もうわくわく! 私は、「何に使うかは分からないけれど、
とりあえず、1ヤード(約 0.91 m)ずつ少しだけ買ってみよう、
こんなにカワイイ布放ってはおけないわ」と。
![ボルト](https://ourage.jp/wp-content/uploads/2014/10/069466b78a43c1909fd827b3563f9d91-e1414558502384.jpeg)
店内は、タテ、ヨコ、そしてロールの、柄物の生地がメインに並んでいます。
写真だとわかりにくいのですが、薄いグリーンの壁がほっこりした雰囲気なんです。生地の雰囲気とよく合います。
ここで買った生地は4種類。1ヤードずつ切ってもらいます。
で、また少し歩いていると、ウインドウディスプレイの
ワンピースが目をひく、ブティックかしら?と思わせるステキな
生地屋さんを発見! MODERN DOMESTICと店名が書かれています。
ここの生地もまた種類が豊富で、ちょっと違う感じで、カワイイ!。
ここでは、ミシンや手縫いの道具も販売していて、
ミシンを使った、子どもから大人向けのいろいろな
ソーイング・ワークショップも開催しているとのこと。
ここでも、とりあえず、1ヤードずつ、お買い物!
![モダンドメスティック窓](https://ourage.jp/wp-content/uploads/2014/10/3b877c16dd2f4002d04fd4ed98b6cbdf-e1414558383780.jpeg)
「MODERN DOMESTIC(モダン ドメスティック)」もアルバータエリアにあります。ショウウィンドウを見ると、洋服屋さん?と思いきや、生地屋さん。洋服もバッグもステキなのですが、サンプルなので販売してくれません。
![モダンドメスティック](https://ourage.jp/wp-content/uploads/2014/10/be809fd0e83d7399203d0ba24b7f400f-e1414558328898.jpeg)
店内に入ると広々として、いくつかのエリアに分かれています。ミシンや刺しゅうの道具もいろいろ。ミシンを使った教室も開催しているそうです。楽しそう! 参加したいな~、と思いました。
(左上)こんなにいろんな生地を買ってしまいました。1ヤード、8~12ドルぐらいとお手ごろです。
(左下)ソファーのカバーもパッチワークももちろん、ここの生地。ホーローの洗面器(?)には、はぎれが楽しく並んでいます。もう「カワイイ!」が止まりません。
カワイイを連発していたら、「ナオミ、生地が好きなのねっ!」と
ポートランドの友人が、車で一軒家の生地屋さんに
案内してくれました。
そこは、緑に囲まれたアメリカ郊外のふつーの一軒家に
見えるのですが、中は色柄もののコットン生地にあふれる専門店。
しかも、赤系、黄色系、緑系、といったように色や柄でまとめられた
部屋やコーナーもあります。なにせ広いので。
ここでは、ディスカウントコーナーを見つけて、安いし、
かわいいし、とやはり数枚の生地を購入。
![クールコットン店内](https://ourage.jp/wp-content/uploads/2014/10/9b8bbd9b8767e88ec6e4709bd04ffb91-e1414558609206.jpeg)
(左上)お店の真ん中がカッティングのカウンター。カウンターの上にはやはりはぎれが並んでいます。
(左下)ディスカウントのコーナー見つけました。ここから3枚選んで1ヤードずつカット。
(右上)玄関の外に生地が並んでいます。
(右下)店内は広すぎて写真に収めることができません。これは赤系の生地の部屋。
こんなふうに布も好きな私は、中古品も大好き!
アンティークまでいかない、ちょっと古いモノです。
今、ヴィンテージという言葉がよく使われていますが、
ヴィンテージシップは、私にとって、中古品のセレクトショップ
みたいな感じ。
アメリカの「スリフトショップ(Thrift Shop)」も好きで、
旅行先では、なんとか見つけて、足を運ぶのですが、ここも
ひと味ちがった中古屋さんで、とても楽しい!
スリフトショップとは、主に地域の慈善団体が、
寄付によって集めた中古品を販売。そして、
収益をまた慈善活動や寄付にあてるためのショップです。
買い物することが、慈善活動につながりますし、
思わぬ掘り出し物に出会うことも!
話はちょっとそれたのですが、アメリカの中古屋さんには、
古着、家具、照明、食器などさまざまなモノが販売されています。
(掘り出し物との出会いは、また次の機会に!)
中古屋さんを回るうちに、これまたかわいいエプロンに
出会ってしまった私!。
わお、見たことのないかわいいさ!
ちょうど、イリヤプラスカフェのエプロンを
新しくしようと思ってたし、こういうのをいろいろ集めて、
カフェのエプロンにしょう!とそのときは、思い立ったのです。
そして、集めたエプロンがこれら! かわいすぎます!
ところがです、帰国して、冷静になって、買ってきたエプロンを
よーく見ると、けっこう繊細に作られているではありませんか。
![ヴィンテージエプロン](https://ourage.jp/wp-content/uploads/2014/10/d9478f64de5966242b04003bb7aa612a-e1414558195316.jpeg)
ヴィンテージショップで見つけたエプロンたち。刺しゅうや飾り、柄行き(エプロンですが)が独特。ピンクのチェックのエプロンは、広げるとコーヒーカップの絵と「COFFEE BREAK」の文字のクロス刺しゅうも。凝ってます!
これ、毎日使って、毎日洗ったら、すぐにぼろぼろになりそう・・・。
と不安が。ほんと業務用って過酷で、丈夫なモノでないと
すぐに痛んでしまうんです。。
そこで、あっ!そうだ!このエプロンをお手本に、
買い集めたカワイイ生地で、私がエプロンを作ってみよう!
いろんなエプロンをみているうちに、作り方やサイズって、
けっこういろいろあって、自由なんだね~、直線縫いだし、
私にもできるかも~、と思ったのでした。
最初は、エプロンのウエスト部分の腰が面倒くさそうで、
ひもは既成の、ふ厚い、幅広のかばんのひもを使ってみたところ、
なんだか柔道着のひもみたい、結びにくいし、といまいち。
さらに買って来たエプロンをジーとながめていると、
腰ひもの構造も作り方もなんとなく分かって来ました。
ざくざくと布を適当に切って、ダーツを適当につけて、と自己流で
無計画に作っていくうちに、アイロンも使った方が便利そう、とか、
待ち針も使ってみよう、と手間をかけたり、慣れてきたり。
(素人の私なりに、ですが)。
イリヤプラスカフェでは、毎日、4、5人のスタッフが働いて、
毎日、エプロンの洗濯をするので、最低でも、12枚は必要。
ミシンをダダダダと前に進めていくのが、気持ちよくて、
コツがつかめてきて、だんだん作る速度も速くなって、
どんどん作ってしまって今、13枚のエプロンが完成!
作るのが楽しくて、夜中までエプロン作りに熱中して、
翌朝がつらいこともしばしば。
今回は、私が買ってきたエプロンや作ったエプロンを紹介します。
糸は交換が面倒なので赤で統一。アイロンがけもしてませんし、
非常に細部は雑ですが、ほつれやすそうなところは2度縫いしたり、
伝票を入れるためのポケットは必ずつけて、と丈夫に作りました!