前回に引き続き、今回は、私が大好きなポートランドの
ステキなカフェやレストランを紹介しますね!
カフェやレストランでおいしいものを食べること、プラス、私は、
その店独特の雰囲気、それは、インテリアやスタッフがつくる空気感、
活気やざわめきなのですが、そいうのに包まれるのが大好き!。
あっという間に元気になれます。
そんな私を思いっきり満たしてくれるカフェやレストランが、
ポートランドにはたっくさんあるのです。
さらに、うわっ!そう来ましたか!ステキ!という、
クリエイティブで、でも身近で、生活に根ざした
コンセプトのお店に出会うこともできるんです。
まず、ポートランドへ行ったら、必ず、「BARISTA」でカフェラテ。
最初、「BARISTA(バリスタ)」という、ズバリな店名に驚き。
コーヒーに対する自信がうかがえますもの。
コーヒー豆をもちろん一回ずつ計って、丁寧にカフェラテを作っています。

カフェラテは、2連のハートのラテアート。これって難しいんです。

この小さなカウンターの中だけでコーヒーを作っています。エスプレッソマシンは、マルゾッコ。横にある小さなスケールでコーヒー豆をきちんと計って抽出します。
私がいつも行く1号店は、ポートランドの中心、
パールディストリクト(真珠を育てるように街を作って行こうと
いう気持ちでこの名前にしたそう←なんてステキなコンセプト!)
というエリアにあります。
古いれんが造りの、たぶん、倉庫か工場をリノベーションしたビルの1階。
ここ、中に入ると分かるのですが、お店自体は小さくて、
外のデッキテラスと、ビルのエレベーターへ行く通路が、
客席になっているんですよ。

今日は空いてる、と思っても、いつもあっという間に行列ができます。
客席は、エレベーターへ向かう通路とデッキテラス。
そして、今回、とっても感激したのが「Ned Ludd」というレストラン。
ポートランド在住で、いろんな飲食店にスーパー詳しい友人が、
「ナオミさんがゼッタイに好きなレストランです、
ぜひ一緒に行きましょう」と言ってくれるではありませんか!
しかもです、
「火はカマドしか使わないんです」と。
「はあぁ、ガスとか使わないのぉ?」とピンと来ない私。
「そうです」
カマドって、日本で昔、ごはんを炊いていたようなカマド?まさかね。
それとも、レンガのカマドと言えばピザ屋さん?
しかし、ピザ屋さんに案内するような友人ではないしねぇ。
「よくわからないけど、おまかせします!」と連れて行って
もらった「Ned Ludd」!たくさんの写真でご案内しますねっ!

店内の右手はドリンクカウンターで鮮やかなブルーの壁にガラスの照明ステキ。左手がこの大きなレン作りのカマド!ここからおいしい料理が次々と生まれて来ます。

店内の客席。シャンデリアと端材を張っただけ?みたいな天井の組み合わせがいい!

倉庫とか、工場のような建材を使った建物ですが、店の前の空間に緑に囲まれたステキな庭を造っていて、この外の席が、ステキなんです。日が暮れると、落ちついたイイ感じに。
「Ned Ludd」は、An American Craft Kitchen がポリシーで、
機械にたよらない手作りの料理を提供しているレストラン。
昔ながらの料理法を今にアレンジするアイディアと実力、
ほんとすばらしい、と思います。

料理は、フラワー&フルーツサラダ、パン、前菜のパテとチーズ、フルーツの盛り合わなどなどからスタート。フラワーがスパイスみたいでおいしいサラダ。皿の柄もいろいろで楽しい。

カマドで焼いたパンは、粗塩が効いてます。

ポートランドでは、こんな風にボードにパテやチーズを盛りつけたレストランが多いのですが、そんな中でもここは格別!。

カマドで火を通したサラダ、魚料理、肉料理と続きます。どれもおいしい!
「Ned Ludd」というレストランの名前、なんだか不思議ですよね?!。
この名前、かつての産業改革にともなう機械化に反対した
”架空のヒーローの名前”から来ているそうなんです。
なるほど、火を使う料理は、カマドだけというポリシーにもうなづけます。
そして、食事のあとになんですが、このお店は、
な、なんと、トイレもとってもステキなんです。
2つあるのですが、どちらも広くて、まるで住みたくなるようなトイレ!
そんなトイレに出会ったのは、初めてです。

ポートランドならではの、カジュアルでおしゃれなテーブルセッティング。
最近、ジャムなどを保存するガラスの器でお水を出すお店が増えてます。
紫色のナプキンをひらくと、ステキなカトラリーが!

花は、空き瓶に。飾り方もざっくりしているけれど、センスがよくて彩りがきれい。
まだまだ紹介したいお店はたくさんあるのですが、
次回は、ポートランドの大学の敷地内で
毎週土曜日に開催されているファーマーズマーケットについて、
レポートしますね。お楽しみに!