大人になっての再会から思いもよらぬ楽しい友達の輪が広がるものです。
20代の後半、日本がバブルに入りかけていた頃一緒に遊んだ今は作家の茅野さんは当時雑誌オリーブの編集者。同じ青山学院出身ということもありよく最先端Placeに一緒に出没しました。その仲間の一人が現代日本のサブカルチャーの旗手として大活躍する都築響一さんです。元々ボパイやブリータス創刊に関わった優秀なフリー編集者でしたが、その後写真界のトップ賞である「木村伊兵衛賞」を「ROADSIDE JAPAN珍日本紀行」で受賞し、写真家、作家、編集者、メルマガ発行者として若者にも大人気です。
その都築さんの展覧会が渋谷で開かれるというので一緒に出かけようということになりました。もちろんサードカルチャーの騎手ですから普通の展覧会ではありません。タイトルは「神は局部に宿る」。日本全国のラブホテルやイメージクラブ(私も始めて知った言葉です)などの写真のオンパレード。芸術とエロの境目は昔から論争の的ですが、都築氏の手にかかるとこれが紛れもない芸術になるところが凄いですね〜(ロンドンでも同じ展覧会が開かれました)。
この手の芸術を楽しめるマダムは限られるということで集まったのはなぜか外国に長く住んだことのある方々でした。昔の遊び仲間のよしみで都築先生自らが個々の作品を解説してくれるという大ラッキーに恵まれ、参加マダムズは知らないディープな世界を大いにお勉強させてもらい、大変楽しく、大満足。
その後参加者の一人でゴージャス香港マダムの代名詞、いつも飛び切りおしゃれな坂巻恵子さんが予約してくださった揚げ花巻に練乳をつけて食べるという珍しいデザートのある中華料理店で食事を楽しみ、人生を語り、締めは坂巻さんが予約してくれたディープ過ぎるカラオケに行きました。カラオケから参加した素敵な料理サロンを主宰するマダムは「お店のあまりのマイナー感に入り口の階段を降りる時怖くて腰が引けた」と言うほど本当に超ディープなお店!(笑)
しかもそのカラオケルームで徳島出身の坂巻さんに本場の阿波踊りの指導を受けながら皆で踊るという・・・最後までディープで楽しい夜でした。