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真矢ミキさんインタビュー[前編]/一日中誰とも話さなかった日、自分の声が“迷子”に!?

40代後半から50代、急に声が低くなった、かすれてきた…といった変化を感じることはありませんか? そう、声も年齢とともに老けてきます。今回は落ち着いたトーンの美声をお持ちの真矢ミキさんに、声を出すことの大切さについてお伺いした前編です。

 

使わない筋肉が衰えるように、声も出さないとかれていきます

 

美声の人といえば誰もが思い浮かべるのが、女優の真矢ミキさん。宝塚歌劇団の男役トップスターとして活躍し、現在は女優として映画やテレビ、舞台にと忙しい日々を送っています。宝塚時代に培われた落ち着いたトーンの美声は、私たち女性の憧れの的。長年、いろいろな先生についてボイストレーニングを続けているといいます。

 

 

白ブラウス¥133,000(ファビアナフィリッピ)・ワイドパンツ¥98,000(ポールカ)/アオイ イヤリング¥150,000/ペルラジオーネ

 

真矢ミキさん(女優) Miki Maya

1964年生まれ。元宝塚歌劇団花組男役トップスター。独自のアイデアや今までにない発想で「宝塚の革命児」と話題になる。1999年に女優に転身。映画、ドラマ、舞台で活躍。

 

 

「声って、出していないとあっという間にツヤがなくなるんです。

 

現役を一度退いた俳優さんが久々に舞台に復帰すると、声がスムーズに出ずに苦悩することも。

 

使わない部位の筋肉が衰えるように、声も、使っていないと年齢とともに衰えてしまうんですね。

 

という私も、宝塚を退団後、10年ほど一人暮らしをしていた頃、時には一日中誰とも話をしない日があって。

 

そんなとき電話がかかってきて、声がちゃんと出ずにびっくりしたことがありました。

 

“自分の声が迷子になっちゃった!”って。

 

改めて、声を出すことの大切さを実感した経験でした」

 

 

 

 

心温まると評判の主演ドラマ「さくらの親子丼」は、昨年末、第3シーズンが好評終了

「さくらの親子丼」(東海テレビ・フジテレビ系)では、虐待などさまざまな事情で親と暮らせない子どものシェルターで働き、子どもたちに温かな愛と希望を伝える役どころ。ドラマの中でも、真矢さんの穏やかな声は印象的でした

 

 

 

撮影/玉置順子(t.cube) ヘア&メイク/平 笑美子 スタイリスト/佐々木敦子 取材・原文/山村浩子

 

 

 

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