関節の炎症を抑え、コラーゲン合成を促進するグルコサミンとは?

プロフィール写真

美容外科・美容皮膚科の「青山エルクリニック」院長。(社)日本形成外科学会専門医。(社)日本アンチエイジングフード協会理事。サーマクール専門医、ペレヴェトレーニングドクター。体の内側のコンディションを整えながら、美しさを導くことをモットーとし、最新の美容治療マシンや各種先端治療を取り入れている。

 

ムック『MyAge』で、アラフィフ世代の素敵な女医が美しく健康でいるための秘訣を伝授する「S-Joy~素敵女医~」シリーズの第1回からのメンバー。

MyAge 本誌にて好評連載中の「S-Joy~素敵女医~」シリーズ。
こちらに第一回からご協力いただいている「青山エルクリニック」杉野宏子院長にお話をうかがうこの企画。
今回は「グルコサミン」の働きについて解説していただきます。

 

 

こんにちは、杉野宏子です。
今回は「グルコサミン」についてお話したいと思います。

 

 

前回ご紹介した「コンドロイチン硫酸」と同じく、グルコサミンも人間の体内に存在するアミノ酸の一種です。
関節軟骨、爪や腱、皮膚には「グリコサミノグリカン」というムコ多糖類の物質が分布しており、組織を柔軟にして水分を保つクッションの働きをしています。グルコサミンは、このグリコサミノグリカンの成分です。

fullsizer

 

グルコサミンは年齢とともに減少する傾向にあります。また、変形性関節症では関節内のプロテオグリカンが減った結果、軟骨細胞が減少してしまう状態に。関節や皮膚を若々しく保つためには、この減少をなるべく防ぐ必要があるのです。

 

 

残念ながらグルコサミンを口から多く摂取したからといって、グルコサミンそのものが人間の関節や皮膚に直接取り入れられるわけではありません。

 

 

ただし、グルコサミンのサプリメントを飲んでも全く効果がないのかというと、そうでもないのです。変形性膝関節症の患者さんにグルコサミンを内服していただくと、疼痛スコアが改善され、関節と関節の間が狭くなるのを抑えられる、という報告があります。

 

 

では、口から摂取したグルコサミンが直接自分のグルコサミンにならないのに、どうして痛みを減らす効果があるのでしょうか?

 

現在、細胞レベルの実験研究では、グルコサミンが関節でのグリコサミノグリカン合成を高めるほか、関節の炎症を抑え、コラーゲン合成を促進することがわかっています。人間レベルではまだその効果が証明されていませんが、グルコサミンの軟骨保護作用を期待できる実験結果です。

 

 

グルコサミンが多く含まれる食品として挙げられるのは、前回のコンドロイチン硫酸でもご紹介したネバネバ食品ですね。
オクラや山芋、根昆布などがそうです。

 

あとはエビやカニなどの甲殻類のほか、うなぎ、フカヒレ、牛や豚、鶏などの軟骨、干しエビなどにも含まれています。

fullsizer1

 

さまざまな食品からグルコサミンやコンドロイチン硫酸を摂取して、お肌と関節の健康増進を目指しましょう。

 

 

参考文献: 長岡功. グルコサミンと変形性膝関節症. 順天堂醫事雑誌. 2013.59. 152-162

 

 

杉野先生のアンチエイジングジュースのレシピは、次ページに!

 


OurAgeをもっと楽しみませんか?

OurAgeはウェブサイトだけでなく、メールマガジンやfacebook、Twitterでも「とっておき」情報をお届けしています。
ぜひチェックしてください!

OurAge メルマガ会員

会員だけのお得な情報もお届けします!

登録はこちら(無料)
twitter
MyAge / OurAge

コメント

コメントを投稿する

コメントを投稿する

post date*

ニックネーム
コメント
To Top