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呼吸のしすぎが、心身のトラブルを招いている?!

近藤拓人さん

近藤拓人さん

AZCARE代表。
WOW’D宮崎テクニカルディレクター。
おもに欧米の教育機関にて感覚運動分野の教育を受け、アスリートのトレーニングや痛みを抱える患者のリハビリを行う

現代人の多くは〝呼吸のしすぎ〟です

 

息を深く吸って酸素をたくさん取り込むことが、"いい呼吸"だと思っていませんか?  実は現代人の多くは呼吸の"しすぎ"で心身の不調を招いているとか。本当に大切なのは"深呼吸"でなく、状況に合った呼吸ができる体をつくること。それができれば猫背解消、免疫力アップ… 健康と理想のボディも手に入るのです!

 

正しく呼吸をすることは健康を保つうえで重要なこと。しかし、現代人の多くは呼吸をしすぎている人が多いとか。数々のアスリートのトレーナーを務める近藤拓人さんに伺いました。

 

 

 

●現代人は呼吸のしすぎから心身のトラブルを招いている●

 

実は現代人の多くは〝呼吸のしすぎ〟なのだそう。

 

「現代人のほとんどはいつもストレスを抱えて緊張状態なので呼吸が荒く、つねに努力時呼吸をしています。つまり呼吸をしすぎている状態。また、体調が悪いときや栄養に問題があるときなども呼吸量は増えます。

 

健康なときのほうが呼吸量が多いと思うかもしれませんが、喘息(ぜんそく)やがんなどなんらかの病気の人は呼吸量が多いことがわかっているように、不健康な人ほど呼吸量が多いのです」

 

では、そのデメリットとは?

「呼吸のしすぎで酸素を多く取り込むと血中の二酸化炭素濃度が低くなりpHがアルカリ性に傾きます。すると酸素を効率よく細胞に運べず、心身に多くの問題が生じます」

 

現れる問題は下記のように多数!

「酸素を全身の細胞や脳に届けるために必要なのは過度な酸素でなく適量の二酸化炭素。ですから呼吸は増やすのでなく減らすべきなのです」

 

 

【呼吸過多がもたらす悪影響はこんなに!】

 

 

 

次回は、正しい呼吸のカギ、理想的な呼吸などについてご紹介します。

 

 

 

構成・原文/和田美穂

 

 

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