今年の10月は、私にとって今年一番のチャレンジがありました。
なにかというと「ハセツネCUP」への参戦!
「ハセツネCUP」とは、正式名称は「日本山岳耐久レース(24時間以内)~長谷川恒男cup」という、1993年より毎年開催されている山岳レースの草分けともいえる大会です。日本の登山家、長谷川恒男に由来するレースで、東京の山岳地帯を総距離71.5km・累積標高差4582mを24時間で完走します。
細かい内容は割愛しますが、実際のレースは、結局転んで軽いけがを負いリタイアしてしまいました。残念な結果ですし少し恥ずかしいですが、今後山を安全に楽しむためによい経験だったと思います。
さて、この「ハセツネCUP」をきっかけに、すでに山でいろいろアクティビティを楽しんでいる方々とたくさん知り合いになりました。
練習や試走でご一緒する機会も多く、自然といろいろ情報交換をするのですが、アウトドアも、山に限っても思いがけずたくさんあるらしく、お話を聞いてびっくりしました。私の中ではせいぜいキャンプやトレイルランニング、ハイキングとか、上級者なら登山かな、くらいだったので・・・。
せっかくなので、その中でいくつかご紹介してみようと思います。
こんな遊びがあるんだという驚き、もしかしたら、その中で新しい楽しみを見つけられるかもしれません。ぜひ参考にしてみてくださいね。
スカイランニング
トレイルランニングと似ているのですが、標高2000m以上という非常に高い山のピークを踏むレースをスカイランニングと分けて呼ぶのが一般的らしいです。トレランとの明確な違いは、必ずピーク(山の頂上)を踏むこと。富士山の五合目あたりから頂上まで駆け上がるようなイメージかな?
最近は多くのトレラン選手の活躍がメディアなどで取り上げられていますが、このスカイランニングではなんといっても上田瑠偉選手が有名です。海外でも活躍されています。
バーティカルレース
簡単にいうと、上りだけのレース。5km以内の上り坂を一気に駆け上がってスピードを競います。山が一般的ですが階段バージョンもあるようで、都内だと東京タワーやスカイツリーなどで開催されているらしいです。
シリーズ化されていて、強化選手もいるようです。のぼりが苦手な私には、参加するだけで信じられません。
ロゲイニング
渡されたチェックポイントとゴール地点が書かれた地図をもとに、いかに効率的に回るかを競うレースです。オリエンテーリングとも似ていますが、オリエンテーリングのように早くゴールすることが目的ではなく「どれだけ制限時間内にポイントを数多くまわって得点を稼げるか」なのだそうです。
回り方も自由で順番もなし。そのせいかはわからないのですが、1人でも参加可能なオリエンテーリングと違い、チーム制が主とのこと。また、設定時間が長いことも特徴で、途中でテント泊などを挟んで2日くらいかけたものが多いのだそうです。結構エネルギーがいりそうですね。
最近ブームの傾向があるようで、あちこちで大会が開催されているようですが、イギリスのOMMなどは老舗レースとして有名です。これは私も一度は出てみたいと思っています。
ちなみに、フォトロゲイニングというのもあるそうで、これはチェックポイントの写真をとって証拠にするものらしいです。最近街中でもいくつか開催されているみたいで、これなら参加も気楽かもしれません。
私もこの年末に友人と参加する予定です。また感想をレポートしますね!
スパルタンレース
スパルタンレースは、世界40カ国で開催されている障害物レースのことです。調べたところ、日本では2017年に初開催というので、まだ新しいタイプのレースですね。
難易度によって競技内容がそれぞれ異なるそうで、「スプリント」「スーパー」「ビースト」とか面白いネーミングがついています。設定された距離のランニング+途中の障害物をクリアしてゴールを目指すらしいのですが、なんでも障害をクリアできないとバーピージャンプのようなトレーニング種目をその場で規定回数やらなければいけないなどのルールもあるそうです。
子供のころにフィールドアスレチックを体験した人もいるかもしれませんが、きっとその大人版(+トレーニング版)なのではないかなと想像しています。
アドベンチャーレース
アドベンチャーレースとは、山、川、海などで、多種目なアウトドア競技をこなしながら、ゴールを目指すレースのこと。チームで1日~3日ほどかけてクリアするタイプものが多いそうです。内容もオリエンテーリングを伴うトレッキングやトレランなどから、マウンテンバイクでの走破やボートで川を渡るパドリングなどもあるそうで、まさにテレビの秘境番組のような内容のようです。
ある日の講習会に来ていた仲間は、前日にこのアドベンチャーレースに出ていたといっていて、冬山登山かというような大きな重そうなザックを背負ってきていました。テントなどの泊まる用意などもあるので荷物は確かに多そうですが、これを背負ってあれこれ課題をクリアするのですから、結構体力は必要そうです。
でも、昔トム・ソーヤーやハックルベリー・フィンにあこがれた身としては、ちょっと楽しそうですよね。これも機会があれば参加してみたいなあと思います。