「ああ、疲れた!」「困った…」なんて言葉、つい口にしちゃうこと、ありませんか?
先日、ふみっちーは花王が主催するヘルスケアフォーラムに参加してきました。そこで、花王 開発研究第2セクター 主席研究員であり、筑波大学大学院グローバル研究院 教授の矢田幸博さんから興味深いお話を伺ってきましたよ。
花王が行った調査によると、ストレスを感じる頻度はここ14年でも増加傾向にあり、2016年では「精神的緊張・ストレス」「心配事や不安」とも「しょっちゅうあった」「ときどきあった」と答えた人が6割を超えていたのだそう。
また、精神的疲労やストレスの内容を見ると、「仕事」が1位であることは14年前と変わらないものの、2016年には「健康」や「家計」「家事」などの回答が急増。多様化していることが浮き彫りになっています。
このようにストレスは深刻化しているのに、「その解消法は今も昔も変わらないのが実情です」と矢田さん。女性は「誰かと話す」や「買い物」、男性は「趣味・スポーツ」「お酒を飲む」などで解消している人が多いとのこと。
うんうん、ふみっちーも…。あれ? 私の憂さ晴らしは「お酒を飲みながら誰かと話す」だから、男女混合の方法になってますかね(笑)
次のページに続きます。
さらに興味深かったのは、「冷え性」の人はストレス意識が強い、というお話です。
矢田さんは、「日本行動科学会誌」に「生活調査における冷え性女性の心理、生理学的な解析」を2013年に発表。このときの調査で、冷え性群はストレス意識が高く、強いストレスを感じている人ほど冷え性群だったいうことがわかったのだとか。
う〜む。冷えは万病の元とも言われていますもんね。夏もエアコンで冷えがちだった私たちですが、秋冬はますます冷えやすい環境になってきます。ストレスのない生活を送るのはなかなか難しいだけに、せめて冷えない生活を心がけることが大事だと言えそうです。
「ストレスが続くと、風邪が治りにくいなど免疫機能の低下にもつながってしまいます」と矢田さん。特に冷え性は交感神経の働きが優位になっているそうなので、リラックスを促すことも重要です。
そんなストレス緩和の方法として、運動や入浴、サプリメントなども有効です。また、心地良いと感じる40℃程度の蒸気で目元を温めることも、三叉神経を刺激するため、心身をリラックスさせる効果があるとわかっているとか。
蒸気で目元を温めると自律神経にどう影響するのか、「瞳孔経計測」や「末梢皮膚温の変化」「脳年齢計での計測」などで調査を行ったそうですが、ふみっちーも会場で体験できたのが上の写真のフリッカー測定です。真ん中の緑の光がチカチカと点滅するのですが、このちらつきが判断できた振動数で判断します。ふみっちーは、真ん中の48Hzのちらつきが見えました。少し疲れている、という結果でしたよ。
その晩から早速、ふみっちーもホットアイマスクでリラックスタイムです。思いっきり脱力感溢れた写真になってしまいましたが、目元を温めると、心も体も癒やさます〜。
皆さんも、毎日のストレス対策に蒸しタオルやホットアイマスクで目元を温める習慣、はじめてみませんか?