「福光屋」は、1625年に創業した金沢の老舗酒蔵。
編集部にも熱烈なファンがいるその秘密は、日本酒だけでなく、発酵食品や化粧品の開発にも力を入れていることから。米発酵研究に長年取り組み、魅力的なアイテムを豊富に展開しているのです。
そんな「福光屋」の直営店は都内にもいくつかあり、この日に訪れたのは「SAKE SHOP 福光屋 丸の内店」です。
店内に入ると、目に飛び込んできたのは「KOME LAB(コメラボ)」のディスプレイ。
KOME LABは、米発酵の解明を担う「発酵研究所」によって生まれた新しいプロダクトシリーズ。科学的根拠に基づいた、スポット美容アイテムなどの研究開発を進めています。
その第一弾として、10月19日(木)に発売したのが日本酒酵母から美容成分を抽出した原液100%のエキス「コメラボ 日本酒酵母エキス原液」です。
この日の目的は発売を記念したイベントに参加すること。スペシャルゲストとして登場したのは、OurAgeでもお馴染みの山本浩未さんです。
次のページで、山本浩未さんの役立つトークやレッスン内容をご紹介します。
この回のイベント参加者は約20名。OurAge世代が中心でしたよ。
「脇役ながら肌本来の力を引き出すという『コメラボ 日本酒酵母エキス原液』のコンセプトは、現代女性にぴったりなアイテムですよね。ただ、年齢を重ねていくと、肌の力も信頼できなくなってくるもの。そこで、今日は『コメラボ 日本酒酵母エキス原液』を取り入れたスキンケアとメイクの方法を紹介したいと思います」と、山本浩未さん。
まずは、山本浩未さん考案の「スチーム洗顔」のメソッドから。OurAgeの以前の記事でも紹介していますが、洗顔料を使わず、蒸しタオルだけで行うというこの洗顔はまさに朝にピッタリ! 気分もむくんだ顔もスッキリします。そして洗顔後の顔にまず使うのが、新製品の「コメラボ 日本酒酵母エキス原液」です。
デモンストレーションを見ながら、参加者も原液を試します。「手の甲に取り、まずは甲同志でなじませてみてください。肌の細胞がほどけて柔らかくなるような感触を実感できると思います」
確かに、ほんの1滴でも手の甲にうるおい感が浸透していくような。原液というとベタつくイメージがありますが、これはサラリとした使い心地です。
「実際に顔にのばすときは、手のひらに5滴ほど垂らし、両手で温めてからハンドプレスするようになじませてくださいね。化粧水などをパンパンと叩くようにつける方がいらっしゃいますが、優しくハンドプレスしたほうが肌にきちんと浸透します」
「コメラボ 日本酒酵母エキス原液」を浸透させたあとは、化粧水、乳液でみずみずしい肌に整えます。そして今回は特別に、山本浩未さんによる、大人のメイクレッスンがスタート。
「白・黒・赤の3色が足りなくなるのが大人の肌。だから、疲れて見えちゃうんです。特に大事なのは美肌の白。写真アプリでも、顔色を調整するだけで一気に若見えしますよね。今シーズンのファンデーションは、セミマッドがトレンドです」
リキッドファンデーションをブラシで付けるとナチュラルに仕上がる、と山本さん。特に目の下の逆三角ゾーンがキレイな肌に魅せるポイントだそう。「チークも、丸ではなく逆三角に入れましょう。顔がシュッと締まって見えます」
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「黒で、一番影響力があるのは眉。大人の眉は表情のクセなどから左右対称ではなくなってきますので、眉頭が対称に見えるよう、パウダーでカタチを整えましょう」「マスカラは圧倒的に横顔がステキに見えるようになります」「リップはベージュのペンシルで整えると品格が上がります」…。次々と出てくる名言に参加者の皆さんも身を乗り出してメモしていましたよ。
メイクが完成しました! これぞ大人に足りない白・赤・黒をした、知的で上品な仕上がりです。素肌の状態も、メイクの出来映えを左右しますよね。ぜひ今までのスキンケアにプラスしたいのが、今回の新製品なのです。
「コメラボ 日本酒酵母エキス原液」3,000円(税別)
福光屋では、300種もの酵母を保有して実験・分析・検証・評価を行っています。この製品に採用した日本酒酵母「FT15」は、肌の天然保湿因子NMFの主成分であるアミノ酸を作り出す能力が、従来の日本酒酵母より3倍以上も高かったそう! さらに7種の必須アミノ酸を含むアミノ酸類など健やかな肌環境に必要な栄養を豊富に含んでいるという、まさに、肌に最適な力を秘めていたのです。
「FT15」5億個のエキスを、水と植物由来のBG(ブチレングリコール)で抽出するという、極めてシンプルな処方で作られている原液100%です。ブースターとして、スキンケアの一番初めに使って、ツヤと輝きのある肌に。その後のスキンケアの浸透力も高めます。
「近頃は高機能なアイテムがたくさん登場していますが、いろいろな成分が入りすぎていると逆に心配になったり、肌が疲れてしまうこともありますよね。そんなときに私はシンプルなケアに立ち戻るんですよ」と山本浩未さん。
山本さんは、「福光屋」の季刊会報誌「醗酵美通信」で使い方テクニックなどを連載で紹介しています。店舗にも置かれていますので、気になる人は、チェックしてみてくださいね。