手洗いは流水の下で両手をこすり合わせるだけでは不十分。石けんを泡立て、指の間や爪先、手首までしっかりと洗うのが当たり前になりましたよね。では、足の裏は?
写真は、緊急事態宣言発令前に行われたセミナーでのひとコマ。「丁寧に洗えていますか?」との問いに大きく頷いた私(ライター、50代)が指名され、模型の足を使って洗い方を披露することに。
「入浴タイムには1日の汚れと一緒に疲れもオフ」を心がけているので、疲れやすい足は指1本1本や土踏まず、くるぶしあたりをマッサージしながら洗うようにしています。この洗い方ならまずまずの合格点では?と思っていたのですが…
洗った後の足をブラックライトで照らすと、あらら、汚れがこんなに残ってる(汗)
「洗い残しがあると角質が厚くなりやすく、菌も繁殖しやすくなってしまいます」とは、Y’sサイエンスクリニック広尾の統括院長、日比野佐和子先生。身体を支えて圧力がかかっている足にはどうしても角質がつきやすいのは周知の通り。就寝中も、皮脂分泌によって角質がたまりやすい状態になっているのだとか。なるほど、冷え性でも靴下を履いたまま寝ない方がいい、とはこのためなのかも。
話が逸れました…。足裏の角質、というとまず思い浮かぶのがザラザラしがちなかかと。それ以外にも、指と指の間や関節、付け根、側面付近など、歩き方や靴の影響で角質が厚くなる部分には個人差があるんですって。
そして聞き捨てならないのは、菌は角質で繁殖するという事実。そこで行いたいのが角質ケアですが、気になる部分を削り取ったり一気に剥がす角質パックは、皮膚科医としてはあまりおすすめ出来ない、と日比野先生。
「角質層のすぐ下にはセラミドなどの保湿成分を分泌する顆粒層があるのに、この大事なところまで削ってしまう人が多いんです」
あちゃ〜、思い当たります。かかとのザラザラがツルツルになるまで、ゴシゴシと削ってしまった経験が…。
「角質は毎日蓄積しますから、毎日ケアすることが必要です。また、菌繁殖を抑えるには、洗浄力の高い石鹸を選ぶようにしたいもの」
それを叶えてくれるのがこちら、足専用の石けん「フットメジ」。左は、この春に新登場した「フットメジ 薬用石けん クリアローズ」、右はこれからの季節にぴったりな「フットメジ 薬草石けん 爽快ミント」共に〈医薬部外品〉税別¥934(メーカー希望小売価格)。どちらにも殺菌&消臭のための有効成分、角質柔軟化成分AHAなどが配合されています。
石けんを専用の角質落としネットに入れたまま直洗い出来るのも使いやすさのポイント。お湯を含ませて肌表面を滑らせるだけで瞬時に泡立ちます。また、このネットはS字フックで引っ掛けられる仕様になっているので、使い終わった後の水切りも簡単♪
「洗った後は、顔と同様に保湿ケアを忘れずに」と日比野先生。そろそろサンダルのおしゃれを楽しみたい季節です。人に見られても恥ずかしくない足裏のためのケアを、今一度見直してみませんか?
取材・文/佐藤素美