いくつになってもおしゃれな人、もう歳だからとあきらめる人。
今のあなたはどちらでしょう?人口の多い団塊の世代がおしゃれじゃないと、日本の景色が暗くなる!
辛口トークで人気のデザイナー今年69歳の横森美奈子さんが本音でシニアのおしゃれをアドバイス。
横森 美奈子
(よこもりみなこ)
1949年東京生まれ。桑沢デザイン研究所を卒業後、BIGIに入社。「メルローズ」「ハーフムーン」のチーフデザイナーとして活躍。他、多数のブランドを手がける。自身の年齢と重ね合わせた、熟年女性のファッションに造詣が深く、企業のファッションアドバイス、また、ショップチャンネルのMINAKO★YOKOMORIブランドが人気。
シニアよ、ここからもう一度おしゃれになって、ファッションを楽しみましょう!
そんな横森さんの気持ちが一杯つまった「大人のおしゃれ本」が発売されました。
『老けてる場合じゃないでしょ?
間違いだらけの 大人(シニア)のおしゃれ』
9月26日(水)発売 本体1500円+税 (集英社インターナショナル)
「若い頃の自分はわすれなさい!」「今の自分をちゃんと見よう!」「おじさん化まっしぐらしてない?」など、大人のおしゃれ12章から内容の一部をピックアップ、ダイジェストでお届けします。
Chapter2 『今の自分をちゃんと見よう!』
の見出しはこんな風です。
「かつての:美しい花はドライフラワーに」
「年の取り方は横並びでなく個人差。そして、センスでカバーできるもの」
「さてあなたの見直しです!まず鏡と仲良くなることから」
ここ、気になりますよね?鏡と仲良くなるって、具体的にはどんなことするの?
その答えは以下のようなこと。
- 全身鏡を、いつでも見やすいところに置く
- 全身鏡は、1.5メートル離れて見る
- 靴を履いて、見る
撮影/平野晋子
- ぱっと見て、全体のイメージをつかむ
- 着ている服の、バランスを変えて見る
- 持っている服の:顔映り:を見る
- 持っている服の経年変化を見る
- 気になるもの、迷うものは写真を撮る
本を見ると、それぞれの具体的なお話が読めます。
「好き」と「似合う」は違う? 「数字」より「サイズ感」? 続きは次のページへ。
Chapter5 『「好き」と「似合う」は違います』
にはおもしろいエピソードが書かれています。横森さんの主催するセミナーで行われる「カラーレッスン」でのこと。以下本文からの引用です。
私のセミナーの時に何回やっても目からウロコといわれる「カラーレッスン」があります。用意した色柄さまざまな30~40枚のストールの中から、ひとりの方に「好きな色」と「嫌いな色」を3枚ずつ選んでもらいます。そして1枚ずつ顔の近くにあてて、それぞれの:顔映り:を会場の方に見ていただき、6枚のうちいちばんいいと思うものに1回だけ挙手を。これが驚くことに、9割以上の確率で「嫌いな色」に手が挙がるのです。見るほうは正直な感覚ですから、びっくりなのは本人!今までの自分の好みはなんだったんだろう・・・。という軽いショック状態に陥る方も。
このレッスンで私が伝えたいことは「決めつけては損!」それだけなのですよね。似合う色だって実はどんどん変わっていくものなのですから。買い物で「好きな色」には自然に手が伸びるものなので、その時あえて「嫌いな色」も一緒に選んで、鏡で顔映りを見比べるようにアドバイスします。
思わず、この「カラーレッスン」受けてみたくなりますよね?
また、各章には、知りたいこと、聞きたいことに横森さんが答えるQ&Aが付いています。
たとえば
Chapter6 『数字よりサイズ感。だから、試着命!』
の項目では?
Q:「パンツの試着は、ヒップとウエストどっちに合わせるの?」
以下が横森さんの答えです。
A ヒップです。ヒップのおさまり加減、フィット加減がパンツ姿の決め手ですから。これこそサイズ違いの試着がものをいいます。ほどよい感じになるよう、自分のヒップがきれいに見えるようなゆとり分があることを後ろからも、横からもしっかり見ましょう。ヒップの細さを気にする人は、少し余分なゆとりがあっていいかもしれません。体のとらえ方にも流行があって、今どきはウエスト○センチメートルが自慢!なんていう話は聞きません。なのでゆるい場合のウエストはベルトで調節したり、私などは安全ピンでちょこっとつまんでおくだけです。(続く)
今回ご紹介した
『老けてる場合じゃないでしょ?
間違いだらけの 大人(シニア)のおしゃれ』
は、今マチュアな美しさでもっとも輝いている大人の女性に向けた「ずっと美しい人BOOKS」として9月26日に2冊同時に発売するシリーズです。
もう1冊の大人の「読む美容本」は美容ジャーナリストの齋籐薫さんの本
『キレイはむしろ増えていく。
大人の女よ!もっと攻めなさい』
には、これからの私たちの指針になる「美の哲学」が詰まっています。ごいっしょに、どうぞ。