35年のキャリアを持つ鍼灸師で、冷えとり名人の田中美津さんが指南する"好い加減"な冷え養生法をご紹介します。まずは、こんな症状も冷えの症状だという"10の症状"について。
冷えないためにすぐできるのが「着るもの対策」。美津さんの基本は夏でも「ショーツ1枚、スパッツ2枚」!?下半身の防衛がキモ、だそう。
多雨多湿の日本に住んでいると、過剰に水気をとらなくても、体に水が停滞して、水毒から冷え症になる人が多いと美津さんは指摘します。まずは体を冷やす食べものを避けて。水毒を防ぐ食材も教えてもらいました。
お風呂は冷えにバツグンの効果が。特に夏の半身浴は、汗がよく出て絶大なデトックス効果を発揮します。ただ、半身浴で汗をかくことを熱心に行っていい時季は決まっているそうで…
美津さんが厳選した特に冷えに効く7つのツボを教えてもらいました。前編では婦人科系の特効ツボ「三陰交(さんいんこう)」、万能ツボ「足の三里(さんり)」をご紹介。
「冷えに聞くツボ7選」、後編は手の甲にあって押しやすい「合谷(ごうこく)」、足裏の「湧泉(ゆうせん)」、下半身の冷えをとる「中極(ちゅうきょく)」などをご紹介します。
冷えに効くツボ刺激法として、美津さんがすすめるのは「お灸」と「こんにゃく湿布」。特にユニークな「こんにゃく湿布」は、一度試すと、やみつきになる人も続出!?
「手が温かい、だから私は冷え症じゃない」。いえいえ、それは逆に冷えているし、太りやすいのです、と漢方薬剤師・樫出恒代さんの衝撃の指摘。末端にいった血液がちゃんともどっていかないとお腹・内臓が冷えて贅肉がつく!?
「冷え=ただ寒がり、ではなくすべての不調の原因になりうるのです」と樫出さん。落ち込みやすい、など心の問題も冷えを解消していくことで楽になるそう。漢方的「冷えの解決法」とは?
「平熱が1℃下がると基礎代謝が約12%、免疫力が約30%落ちます」と指摘するのは内科医・石原新菜さん。彼女が実践する「体を温める3つの方法」とは?
石原ドクターが実践する「冷え対策」、体温を上げてくれる食材をご紹介します。血行促進、解毒、鎮痛効果の高い成分を含むしょうがや唐辛子は、食事からだけでなく、湿布やチンキでの経皮吸収で摂取しても効果的だそう。
温め食材の代表格、しょうが。野菜料理家の庄司いずみさんも積極的にとっているそう。しょうが1片を使いつつ、辛味が気にならない「特製みそスープ」を教えてくれました。
漢方医学専門医である南雲久美子さんによれば、更年期女性は「冷え」に特に気をつけるべきとのこと。"冷え"を放置することは"無謀"と言い切ります。南雲先生が教える"冷え対策"とは?