ストレス食いの結果、太ってまたストレスが溜まるなど、あなたが日頃繰り返している無意識の習慣。その「やせられない」理由を鋭く指摘する、内科医の工藤孝文先生の格言とは?
今までご紹介してきた「ぽっこり習慣から抜け出す格言」は、下のリンクからお読みいただけます。
お話を伺ったのは
工藤孝文さん
Takafumi Kudo
福岡大学医学部卒業後、アイルランド、オーストラリアへ留学。現在、福岡県みやま市の工藤内科で、糖尿病内科、ダイエット外来、漢方治療を専門とし、地域医療にあたる。『ズボラな人でも コレステロールがラクラク下がる!』(永岡書店)など著書多数
<格言7>
「意識の高いデブ」より、「テキトーなやせ」を目指すべし
「やせない人ほどダイエットに関する知識が多い傾向が。でもやせないのは、知識が多いため完璧にやろうとして挫折しているからです。それより、とにかく簡単でストレスなくできる方法を、“テキトーに”試してやせることを目指して」
<格言8>
大食いは感染する
「一緒に食べる人が大食いなら、自分の食べすぎの基準も上がるので、たくさん食べてしまいます。大食いの友人との食事のときはくれぐれも気をつけましょう。逆に、小食の人と食べると、自分の食べる量も少なくなります」
<格言9>
やせない原因は、運動不足にあらず
「例えば、おにぎり1個分のカロリーを消費するには1時間のウォーキングが必要。でも、そんなに運動してはいないのに太っていない人も多いですよね? つまり太る原因は運動不足でなく、普段の食べグセや生活習慣です」
<格言10>
「ストレスを食べて解消」は「太ってストレス」への道
「やせられない人は、ストレスがあるときは食べていいと思ってどか食いしがち。その結果太ってしまい、それがストレスになってまた食べるという悪循環に。食べること以外で自分がワクワクするストレス解消法を見つけて」
イラスト/平松昭子 構成・原文/和田美穂