明けましておめでとうございます!
編集部のくみくみです。冬休みの旅は、また連載「エナジーチャージ 美とりっぷ」でお送りするとして、今日は、ちょっと新年に新鮮な体験をしてみませんか、という提案です。その前に舞台となるホテルをご紹介します。
2019年11月、神宮プール跡にできた「三井ガーデンホテル神宮外苑の杜プレミア」。明治神宮の敷地内に建つだけあり、杉の木で造られたそのフォルムは、しなやか。
曲線と曲面が用いられているので、なんとなく癒される雰囲気ですよね。全国5施設目の「三井ガーデンホテルズ」のプレミアシリーズは、とにかくその立地が圧巻!!
バルコニーのなんと目の前が国立競技場。
このちょっと近未来な景観の間、遠くに富士山も。肉眼だともう少し近く感じるのですが!
新宿方面、国立競技場、御苑、外苑の緑、都心のビル群。どの方向もビューを楽しめます。客室は全362室、平均約25㎡と余裕を持った設計。ビューを楽しめるよう全客室にバルコニーを設けていて、これがまた杉の香りがして和みます。
ここはジュニアスイート。専用バルコニーからの競技場がいい眺め!!
大浴場には、神宮プールの記憶のインスタレーションが。
フィットネスジム、ミーティングに使えるゲストラウンジもあり。
最上階には宿泊ゲスト専用の屋上テラスを設けていて、このソファ、なかなか気持ちよく快適です!
朝ヨガもできたり、モーニングビュッフェも充実していて、あっという間に行列ができるようになったそう! グルテンフリーのパンなどもあり、これが美味しいのです。また、ベーカリーもあるのでテイクアウトも可能。因みにメインダイニングは、モダンイタリア料理。
ロビー脇から2階に行く階段を上るとそこは。
「ダイアログ・イン・ザ・ダーク」のスペースなのです。
これ、ご存知でしょうか?
視覚障害者の案内により、完全に光を遮断した“純度100%の暗闇”の中で、視覚以外の様々な感覚やコミュニケーションを楽しむソーシャルエンターテイメント。
1988年、ドイツの哲学博士アンドレアス・ハイネッケ氏の発案によって生まれ、これまで世界50カ国以上で開催。日本でも、1999年の初開催以降、実に22万人以上の人々が体験しているのです。
ダイアログ・イン・ザ・ダーク「内なる美、ととのう暗闇。」
これが、この場所のテーマ。ダイアログ・イン・ザ・ダーク初の大人向けの暗闇です。
予約制で8人までの人々が、照度ゼロの暗闇に、白杖1本で、時に手をつなぎながら入っていくのですが、リラックスできるように作務衣の貸し出しもあります(作務衣の貸し出し料は、500円)。今回はこれに着替えて、小さな低い扉から暗闇に入ります。
そう、お茶室の入口の感じ。進んでいくと足裏に、石や草、砂利、板、いろんな感触が伝わってきます。
外苑の自然、水や光。暗闇の中でそれが感じられるのです。
鳥のさえずり、水が流れる音、空気の気配、匂い。実際、水に触れ、温かい温度や冷たい温度で飲んだりすることで、どんどん五感が研ぎ澄まされていきます。五感全てが。視覚さえ。不思議なことに、真っ暗なのに、情景が浮かんでくるのです。
社会的な立場や今の状況から離れた、肩書のない「素の自分」になる感覚。自分の「存在」と向き合う感じ。
床の板目を足裏で感じながら、すり足でまっすぐ歩いてみると、周りの気配が感覚的に感じられ、不思議と怖くもないのでした。
そうして、100%の暗闇で床に寝そべり、呼吸をすると、深く息が入り、副交感神経が優位になっていくのがわかります。
一瞬、深~い眠りに落ちたほど。
心と体が整う感じを全身で「わかる」ことができます。
プログラムの監修者として、身体感覚教育研究者と曹洞宗の住職が携わっているそう。
禅の思想も入ったマインドフルネス。
2時間、あっという間でした。「ここから出たくない」と言った人もいたほど。
明るい『現世』に戻ると、ちょっと気配や匂い、音や感触が研ぎ澄まされたような気持になれたりも。
いろんな煩わしいことがある時、ふと予約して、訪れてみるのも楽しいと思います、是非!
【ダイアログ・イン・ザ・ダーク「内なる美、ととのう暗闇。」】
【体験時間】 11時00分/13時30分/16時00分/18時30分
(体験時間:約120分)会場は、ホテル2階です。
※開催がない日もあり。詳細は予約ページにて。
【料金】 12,000円(税込み) ※18歳以上
東京都新宿区霞ヶ丘町11 番3 号