ステイホームで始めたことの一つが、お漬物。
仕事柄、いちいち売ってるお漬物の裏を見ちゃうのですが、添加物のあまり入ってないものを探すのに疲れたこともあり。
おばあちゃんの代から100年続いた糠床から分けてもらったパワフルな糠は、かさが減って水っぽくなってくると、お米やさんで有機無農薬のよきお米の糠をもらったりして、育ててきました。
そんなある日、友人のFacebookに上がってきたのが、何やらスタイリッシュな瓶!
「わ! 試したい!!」
早速聞いて、取り寄せたのが、これです!
その名も『Picklestone』
漬物石、ですね。漬物容器なのですが、なんておしゃれなんでしょう!!
シンプルなソーダガラスの瓶に天然ヒノキの当て木、重石は庵治石、蓋は竹にパッキンがついています。
サイズはこの3種類。
右 115 直径 65mm×高さ185mm
中 220 直径100mm×高さ215mm
左 150 直径100mm×高さ135mm
説明書には、1レシピずつ書いてあるので、きゅうりとか大根とかセロリのお漬物とか、しょうがの甘酢漬けや柴漬けのレシピ通りに、1種類で漬けてももちろんいいのですが、見た途端、もういろいろ重層的に漬けてみたくなったのでした。
しかも、ちょうど初めての場所をランで通ったら、なんと! カフェに美味しそうな野菜が並んでいたのです!! これは買わねば!
気づけば、12種の野菜を買っていました。
まあ今週分の野菜と思えばいい感じ! それより、どうやって漬けようか?
もちろん説明書のレシピは見ています。でも。
普段からレシピは参考に、自分アレンジでどこぞのレストランで食べたもののイメージを取り入れて、テキトーに作る派なので、今回もそんなかんじでわざと同時にいろいろ漬けて、漬かり方に差が出たら、その食感を楽しむことにしてみました。
ベースは、塩、昆布2~3㎝角、鷹の爪ひとつまみが基本。
これは、真ん中だけ、ちょっと食材のあまりも足して入れたのですが、作り始めから、4時間半くらい。右が一番水が出て、最初、重しの石が瓶からはみ出していたのに、ふたが締まるように。
右の瓶は、下から、きゅうり、大根、なす、紅心大根。
ちょっとトロリと仕上げたかったので、昆布はがごめ昆布の千切りに。鷹の爪は半分に割って、種を取っただけを乗せて。
出てきた水分も昆布のとろみをまとって、お出汁として使えそうです!
真ん中の瓶は、紫キャベツ、カリフローレ、オレンジのパプリカ、ちりめんキャベツ。こちらは塩は葉物に軽くするだけで、小松こんぶ(塩昆布)で塩気もまかない、鷹の爪は輪切りのものを。
左の瓶は、もはや漬物ではなく、ピクルス。下から、紅心大根、かぶ、黄パプリカ、トマト。
漬物石を使わず、ピクルス液を入れるだけ。トマトを漬けたかったので、石なしで。ゆで卵やウインナーなんかを漬けても。
ほんとはセロリを漬けたかったけど、いっぱいになったので、これは今度に。食べて減ったら入れます!
で、もちろん炊き立てご飯に合わせてもいいのですが、今回は、前菜に野菜としてアレンジ。
いろんな野菜のお漬物を重ねて、その上にカルパッチョよろしく、真鯛とマグロを。その上に塩気が抜けてやわらかくなった小松こんぶ、あしらいにちりめんキャベツとオレンジパプリカと茄子のお漬物。ちょっとワサビを添えたら、食べるごとに食感と塩気の違う、野菜とお刺身の前菜に。
最近、お漬物を刻んで、サラダの塩気に使ったりするのですが、これも浅漬けだと、野菜サラダ感覚で、野菜を10種も食べたらかなりな満足感になります。それぞれ漬かったときの塩気と食感が違うのが、なんとも楽しい! 浅漬けだと、それほど塩も入らず軽やか!
毎日ちょこっと漬けるだけで、生野菜があっという間に発酵食になって、食べやすく腸にもよりよくなるし、何よりおしゃれで保存しやすいので、便利です!! 『Picklestone』 良かったら是非!