こんにちは。NHK「18祭(フェス)」と、2週に渡るテレビ朝日「関ジャム」の特集で、めったにテレビに出ないBUMP OF CHICKENを見ることができて嬉しい、ライブ大好き編集者のすぎです。「18祭」きっかけで生まれた楽曲『窓の中から』を、ライブ初披露の長野公演で聴けたのですが、本当にいい曲で感動しました。
さて、3月21日にデビュー35周年を迎えたエレファントカシマシ。
3月11、12日の横浜アリーナに始まり、東京・有明アリーナ3日間、名古屋・日本ガイシホール2日間、4月22、23日の大阪城ホールまで、全9公演のアリーナツアー真っ最中です。
私が参加したのは3月12日、日曜日の横浜アリーナ。
去年、ミスチルの日産スタジアムライブの時に行って、とてもおいしかった菊名の「Osteria Italiana COVA(オステリア イタリアーナ コバ)」さんをようやく再訪しました。
今回も、大満足。
地図を見たら、菊名駅まで戻らなくても横浜アリーナまで歩いて行けそう・・。というわけで、テンションの上がった私は、「歩こうぜ~歩こうぜ~」と「星の降るような夜」でも「長い坂道」でもない横浜の道を、宮本さんの歌声を脳内BGMにして会場に向かいました。
宮本さんのソロ活動の効果か、客層はますます広がっているようす。
ツアーTシャツも、宮本さんが愛用しているというMister hollywoodのオリジナルシャツも、モノトーンなところがエレカシっぽくてカッコイイですね。
かさばらない思い出グッズ派の私が購入したのは、エンブレム風デザインのピンバッジ。
そして驚いた35周年記念企画がこちら。
もはやグッズの域を大きく飛び越えていると思うのですが、35着限定・抽選販売の【宮本浩次×Mister hollywood】スーツジャケット&パンツ¥132,000!(中に合わせているシャツは別売)
宮本さん愛用のスーツをサイズもそのままに再現したというもので、このサンプルを見ただけでも宮本さんの細さ&シルエットのカッコよさがわかります。まるでシンデレラのガラスの靴のように、これにピタリとはまる人がいるのでしょうか?
エレカシの公式HPのGOODSコーナーにて、ライブに参加した人だけでなく誰でも応募できるようなので(締切は4月23日23時59分)、我こそはと思う方はぜひ。肩幅・着丈・股下等々、詳細なサイズ表も載ってますよ。
ライブについては控えめに書くつもりですが、ラストの大阪城ホールを楽しみに、何も知りたくない人は以下ネタバレにご注意ください。
ネタバレ注意!
エレカシワンマンでのアリーナ公演といえば、2018年の30周年記念ツアーファイナル、さいたまスーパーアリーナ以来。
それでも花道&センターステージを含め、縦横無尽に動き回る宮本さんを見慣れた感があるのは、ソロでの華やかなライブがあったせいでしょうか。大きな会場に、全く違和感がありません。
初期の代表曲を中心とした第一部が8曲で終わり、何のアナウンスもなく映像で繋ぐわけでもなく・・という状況に、初めて参加した人はとまどうかもしれません。
5分ほどして始まった第二部は、お茶の間に浸透し始めた頃のメロディアスな楽曲が多く、「大好きなこの曲ができたときは嬉しかった」といったフレンドリーなMCも。
人気曲のアコースティックアレンジバージョンや、ユーミンの『翳りゆく部屋』のカバーなどメジャーな方向でいくのかと思いきや、最後に不穏な映像が流れ、『悪魔メフィスト』で客席を呆然とさせて終了。この油断ならない振り幅と展開が、さすがエレカシ。
ここまででトータル19曲。終わったのかと思ってパラパラとアンコールの拍手も起こりはじめたところで、さらに第三部がスタート。
今回のツアーはエレカシ4人に加え、蔦谷好位置さん(つたやこういちさん/キーボード)、ヒラマミキオさん(ギター)、金原千恵子さん(バイオリン)率いる4人のストリングスチームという、総勢10人の豪華メンバーで演奏されているのですが、その全てを堪能できる華やかさ。
ツアータイトルにもなっている最新曲『yes.I.do』でエレカシの現在地を示したあと、最後はやっぱり『ファイティングマン』(ファーストアルバム1曲目の代表曲)。
アンコールはシンプルに1曲だけでしたが、2時間45分・全28曲のボリュームと、それを全身全霊で歌いきる宮本さんの強靭な肉体と歌声と歌唱力に、圧倒されつつ元気をもらいました。
ネタバレ終わり!
宮本さんにちょっかいを出されても、大股で踏ん張りギターを弾き続ける石くん(石森敏行さん)、クールでダンディなベースの成ちゃん(高緑成治さん)、パワフルなドラマー・トミ(冨永義之さん)。
※本人たちのビジュアルがないので、写真は会場で撮影したポスター類です。
1981年に中学1年生のクラスメイトでバンドを組み、結成で言ったら42年(!)のエレファントカシマシ。(何人かのメンバーが抜け、冨永さんの高校時代の同級生だった高緑さんが加わって、現在のエレカシとなったのは1986年)。
仲の良い同級生バンドというよりは、寡黙で穏やかなメンバーが、カリスマ性のある一人の天才に振り回されているようにも見えますが(私の勝手なイメージです。すみません)、宮本さんの才能に対する絶大なる信頼感があるからこそ、エレカシはここまで続いてきたのでは?と思います。
そして宮本さんにとっても、このメンバーがいることの安心感はきっと何ものにも代えがたいはず。
あっという間に訪れそうなエレカシデビュー40周年も、ぜひこの目で確かめたいと思う私でした。