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デビュー30周年を迎えても変わらぬイメージの内田有紀さん。年をとることをどう考えているのでしょうか。
大事なのは、今の自分に満足して生きること
ところで内田有紀さん、年をとるのを忘れていませんか?
「いえいえ、年をとるのは幸せなことだと思うし、今から50代になるのが楽しみです。いちばん大事なのは、今の自分に満足して生きていくことだと思っています。
『若いね』と言っていただくのはうれしいし、素直にありがとうって思いますけど、そこにとらわれると疲れてしまう。
今日は今日の自分を大切にする。過去を振り返っても変わらないけど、『今』を充実させることで、過去の価値が変わると思うので」
この先、あるかもしれない更年期トラブルも、状況に応じてちゃんと受け止めるつもり。
「今だって汗が止まらないとか、動悸がしたり気持ちが落ち着かなかったり、これが更年期なのかなってことがあります。
でもそれって考えてみたら、若い頃からあったような気もするんです。もの忘れだって昔からしていたし(笑)。更年期という名前がつくから気になるわけで。
だから私、先回りして不安になるのはやめました。不必要に怖がることをやめないと、年をとるのが楽しくなくなってしまう。何か来たらそのときに、それなりの対応をすればいいと思うんです。
まわりのスタッフさんたちにもちゃんと自分の体調を伝えて、例えばあらかじめ汗拭きタオルを用意するとか、ね。身内や仲間の人たちに助けてもらいながら乗りきるぞって、今はそんな気持ちでいます」
「君の花になる」
元高校教師の仲町あす花(本田翼)は7人組ボーイズグループ・8LOOM(ブルーム)が共同生活する寮の寮母になり、ともにトップアーティストになる夢を目指す。敏腕マネージャーの香坂すみれ(内田有紀)も彼らの売り出しに興味を覚えるが…。火曜22時TBS系列でオンエア中
内田有紀さん
Yuki Uchida
1975年11月16日、東京都生まれ。中学2年からモデルとして活動し、’92年にドラマ「その時、ハートは盗まれた」で俳優デビュー。’94年、歌手デビューも果たし、アイドル・俳優として絶大な人気を誇る。おもな出演作に「ドクターX~外科医・大門未知子~」シリーズや連続テレビ小説「まんぷく」、「連続ドラマW 華麗なる一族」、主演映画『クワイエットルームにようこそ』など
撮影/土山大輔(TRON) ヘア&メイク/板倉タクマ(nude.) スタイリスト/宮澤敬子(WHITNEY) 取材・原文/岡本麻佑