いし こんにちは。ぐうたらライターのいしまるこです。
ハーバード大学医学部教授・根来秀行ドクターによるweb連載第7弾「副腎年齢を若返らせる!」もいよいよ最終回ですよ。
根来 こんにちは。根来秀行です。ご多忙のみなさんに、簡単に実践できる副腎ケアをご紹介したいと思います。
いし いいですねー。副腎の大敵、ストレスに効くケアですか?
根来 そうですね。ちょっと復習すると、ストレスが続いてコルチゾールが過剰に分泌すると、体内のあちこちでフリーラジカルが大量に発生します。
若さを保つアンチエイジングホルモンのDHEAも浪費され体がさびつき、副腎疲労が進みます。
いし アドレナル・ファティーグですね。もう覚えましたよ。
根来 フリーラジカルの脅威から副腎を守るには、抗酸化作用ある食べ物を十分に取り入れることです。ここで問題です。抗酸化食材の目印は?
いし 鮮やかな色!
根来 ピンポン! 黄緑色や赤、紫などカラフルな色の食べ物を、積極的にとりましょう。(根来教授のアンチエイジングホルモン講座 第10回参照)
いし これはすぐにできますね。他には?
根来 寝る30分くらい前にビタミンCを補給するのもおすすめです。
寝ている間のコルチゾールによる体の酸化を防いでくれます。
いし へぇー。レモンとか?
根来 レモンなどの柑橘系は覚醒作用があるので、寝る前にとるには不向き。
ビタミンCの宝庫ともいわれるローズヒップのハーブティがおすすめです。
根来 ローズヒップのビタミンCはレモンの20倍ともいわれ、加熱しても壊れにくいので、ホットで飲むとよいでしょう。
いし ローズヒップティにハチミツを入れて飲むとおいしいですよね!
根来 いいですね。風邪予防にもなるので、この季節にぴったりです。
あとは、酸化した食べ物をできるだけ避けることも大事です。時間の経った揚げ物、コンビニやファストフードの食品添加物の多い食材、加工食品は酸化度が高いので控えたいものです。
いし 気をつけます!
根来 それではみなさん、春はもうすぐそこです。お元気で!
次回からは、「心臓年齢を若く保つ」シリーズがスタートします。お楽しみに!
取材・文/石丸久美子 撮影/森山竜男 イラスト/浅生ハルミン