温泉ガストロノミーウオーキング~新潟県・岩室温泉~
温泉に入って地元の美味しいもを食べて、ちょっと歩いて、体にもいい事ができちゃう。という「温泉ガストロノミーツーリズム」が今年、日本各地の温泉地で開催されています。
温泉と美味しいものを求めて旅する石井宏子としては、ぜひ、参加しなければと、新潟県・岩室温泉へ出かけました。
前夜祭イベントの利き酒会はお寺の境内で行われました。和蝋燭の灯りで芸妓さんの舞い。情緒たっぷりのいい夜です。
温泉ガストロノミーウオーキングというイベントは、温泉地の周りの自然や名所を歩くのですが、点在する地域の美味しいものをいただきながら、マイペースで楽しく踏破するというのが目的。
最初は地元のしそジュースで元気をつけて、次なるポイントでは、枝豆の冷静スープと越後もち豚のローストポーク。地酒をちょびっといただくもよし、お水やお茶で頑張るもよし。
重要文化財の種月寺に到着。
ここではお寺の中で、地元の野菜スティックをいただきました。地元の味噌を使ったディップが癖になる味わい。
宝山酒造では、甘酒をひとり1缶配られました。ノンアルコールだけど、酒蔵の糀が生きている甘酒は、まさに飲む美容液!全長8kmに及ぶ道のりも、ようやく半分を超えました。酒蔵見学や地酒の試飲もできて、みなさん、ちょっと長めのブレイク。
お母さんたちのとっても素敵な笑顔に迎えられて、いよいよ主食です。コシヒカリのごはんと甘鯛のみそ汁。ごはんのお供には岩室の郷土料理「きりあえ」がのっています。きりあえは、大根の味噌漬け、ゴマ、柚子の皮などを細かく刻んで甘辛く合えたもの。つやつやのコシヒカリ米のごはんが進むアクセントです。
さあて、残るはデザート2品。もうちょっと頑張って歩きます。和菓子屋さんで笹団子をいただいて、また、田んぼの中をてくてく歩き、酪農家さんが営むジェラート店「レガーロ」へ到着。ソフトクリームは地元のジャージー牛のミルクがたっぷり。
ゴールは道の駅「いわむろや」。スタートの時に参加者みんなで、枝からもいだ「枝豆」を茹でてくれて、いい塩梅に出来上がっております。全コース踏破を祝って、枝豆&ビールで乾杯。
ゴールすると、温泉街の温泉に入れる入浴券がいただけます。わたしは、割烹旅館松屋へ。ここは、お風呂が小さいので、事前予約で空いていれば、貸切スタイルで入れる源泉かけ流しの温泉。岩室温泉の源泉って、こんなに個性的だったのね。と、あらためて実感。泉質は含硫黄-ナトリウム・カルシウム-塩化物泉。硫黄ぷんぷん、エメラルドグリーンの湯の中に黒い湯の花がひらひら。血の巡りがよくなって、たくさん歩いてパンパンの足腰をほぐしてくれるご褒美温泉でした。
写真&文
石井宏子
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