素材を選ばない柔軟さと和・洋・中すべての料理に変身できる多様性。コレステロール値の低下、老化防止、更年期症状の軽減、美容やダイエットにもいいなど、豆腐はまるでスーパーマンのような存在。奈良時代から長い長い間日本人に愛され続けてきた豆腐を、先人の知恵に感謝しつつ、おいしくいただきましょう!
今回はプロバンス風の豆腐ステーキをご紹介します。
タイムの香りがさわやかな
プロバンス風のトッピング
豆腐ステーキ
■材料(4人分)
豆腐 ( もめん)………………………………3丁
ほうれん草(またはサラダほうれん草)……………1束
にんにく……………………………………2片
ベーコン……………………………………8枚
タイム…………………………………3〜4枝
パン粉…………………………………大さじ4
オリーブ油……………………………大さじ3
塩、こしょう……………………………各適量
次のページで詳しいレシピをご紹介します。
■作り方
1 豆腐はバットに並べて上に水を張ったボウルなどの重しをのせ、20分ほど水きりをします。厚みが⅔ ほどになったら、1丁を6等分の角切りにします。
2 ほうれん草は小口切りにし、にんにくは薄切り、ベーコンは5㎜幅に切ります。タイムは飾り用を少し残して葉をちぎります。
3 フライパンにオリーブ油大さじ1を熱してパン粉を入れ、カリッときつね色になるまで炒めて取り出します。
4 ③のフライパンにオリーブ油大さじ2とにんにく、タイムの葉を入れて弱火にかけ、香りがでてきたら塩小さじ1を加えて混ぜ合わせます。
5 ④のフライパンに①の豆腐を並べ入れ、両面をこんがりと焼き色がつくまで焼いて取り出します。
6 ⑤のフライパンに②のベーコンを入れてカリッとするまで炒め、ほうれん草を加えて炒め合わせます。ほうれん草がしんなりとしたら塩、こしょうで味をととのえます。
7 皿に⑤の豆腐を盛りつけます。⑥をのせ、③のパン粉を散らし、タイムの枝をあしらいます。
豆腐ステーキの水きりは、しっかりと
豆腐の水きりにつきものの重しですが、重すぎると豆腐がくずれてしまいます。基本的に重しは豆腐の重量と同じくらいか1.5 倍がだいたいの目安。皿を重ねてのせたり、バットに水を張ったボウルをのせるなど、いろいろ工夫しましょう。
次回はゴーヤチャンプルーのレシピをご紹介します。
料理/森洋子 カメラ/菅原史子