やられました〜〜。LINE詐欺!‼︎
先週の火曜日の20時半頃ハワイに住む友人から「ちょっと、手伝ってくれない」というLINEメッセージが届きました。「なあに」と尋ねると、「Web Moneyを買ってきて欲しい」との事。彼女とは30年以上の知り合いです。ここ数年は毎年ハワイに行っているので、必ずお家に伺って家族ぐるみで素敵な時間を過ごしているという間柄。今年も9月に行くので、連絡を取ろうと思っていたところでした。今考えると本当に変、何故すぐに詐欺と思わなかったのでしょう。たまたま相手が外国に住んでいる友人というのも一要素だったかもですが。
30年間でお金の事で頼まれた事は一度もありませんし、語調もいつもの「自然パワー大好きの不思議ちゃんキャラ」のふんわりトークではありません。でも人間って弱いというか、相手から嫌な奴と思われたくない心理に負けちゃうのですね。
ハワイでいつも優しくしてくれる友人が滅多になく頼んできたのだから手伝ってあげようという善人の自分を優先するのです。
その時5万円分のWeb Moneyの購入を頼まれました。LINEのアカウントを盗まれたその友人いわく、台湾の友人には中国語で、アメリカの友人には英語で全員5万円程度のWeb Money を買って欲しいと頼んだそうです。(面倒だから警察に届けなくても良いかと思わせる額です!)
一応私もLINE 電話で友人と話そうと試みましたが、当然ながら相手は電話には出ず、「今出られない。後で連絡する」というメッセージ。アホな私は夜のコンビニに出かけWeb Moneyを購入しました。ただ神様が少し助けてくださったようでコンビニには一枚2000円のWeb Moneyが4枚しかなく、そのうちの1枚は機能不全。つまり6000円分しか購入できませんでした。そしてWeb Money の裏をコインで削り、そこにある数字とアルファベットを写メし、LINEで送りました。今冷静になって書いているとこれって、完全におかしいと思うのですが、その時は全くそう思わなかったのです〜〜。馬鹿ばか
そうすると今度は「足りない」というメッセージ。「ごめんね、足りないんだけど、何とかならない」とかではなく「足りない、明日の朝、また手伝ってくれる?」と。この辺から「やっぱり、変、変」と思い始めました。友人の旦那様とはFacebookで繋がっていたのですが、彼女のプライバシーに関わっているといけないと思うと連絡できないものですねえ。
そして、やっと「LINE乗っ取り」という考えが頭に浮かんだのです。
LINE ではなくMessengerで友人に状況を書いて送りました。返事が来る間にWeb Moneyに書いてある問い合わせ先に電話したところ、6000円は既に使われており、それ以上の情報は警察にしか教えられないとのこと。しばらくすると友人からLINEのアカウントがなくなっていて、上に書いたような詐欺行為が行われていると連絡がありました。これは国際的な詐欺集団によるものだと思い、自分への教訓も込めて、警察に行きました。
「いや、ここんところ、減ってたんですがね〜。とにかく自分が気をつける以外方法はないんですよ。相手は自動翻訳機を使っているので、いつもと違う語調や特に語尾が変なメッセージは気をつけてくださいよ。LINEだけじゃなくていろんなNET詐欺がありますからね〜」とのこと。
この時初めてオレオレ詐欺に引っかかるお年寄りの気持ちが少し分かったような気がしました。
友人は恐縮して「6000円返す〜」なんて言ってるけど、6000円は本当に勉強代!
改めて「身を引き締めてネットと向かい合わないといけない」とつくづく思いました。
皆様もお気をつけくださいね。