7月7日は七夕、大空に浮かぶ天の川に隔てられた織姫星と彦星が年に一度だけ夏の夜に出会うというなんともロマンチックな伝説にちなむ行事ですね。たまたまネットを見ていたら家の近くの東京タワーで「天の川イルミネーションフェア」開催とあったので、外で夕食の約束をしていたパートナーと「今時のデート考」と食事の後に寄ってみることにしました。
ところが行ってビックリ!!熱々のカップル花盛りの東京タワーをイメージしていたのにカップル自体がいないのです。21時過ぎだったのですが、インバウンドファミリー、若い男だけのグループ、女だけのグループ、男女混合でも会社の同期的なグループとロマンチックオーラが全く出ていない人達だらけ。
そういえば我らOurAge世代が若かった頃、クリスマスイブはカップルにとって最大のイベントで、その日を二人だけでロマンチックに過ごすためシティーホテルを予約するのが流行っていたけれど、今は広く友達同士が集まってパーティーを開くことが主流ですね。実際自分の息子を見ていても同期や男友達がメインで女っ気を感じることがものすごく少ないです。未婚率の増加、出生率の低下など、そもそもデートしないのですから当然の結果です。
家に帰るとオンラインに「『草食系男子』は食の肉離れ原因説を探る」という記事がありました。我が国の青年は2000年頃から女性よりも仲間や趣味に生きがいを感じる傾向が強くなったそうです。今や青年が生きがいを感じる割合は、女性:仲間:趣味=1:5:4 だそうです。女子を慕う男性は何と10人に1人しかいないのですね。そして日本人のタンパク質摂取量も2000年あたりから下がり始めます。果たしてこの2つの事象に相関関係があるのでしょうか?確かに近年の栄養学は極端な野菜至上主義ですし、今の日本の20代30代は痩せすぎという統計もあります。
いずれにせよ七夕の夜、東京のど真ん中のデートスポットでロマンチックカップルが皆無に近かったという事実は悲しい衝撃でした。