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ワイナリーで映画三昧、ZOOMで大騒ぎ…セレブが自粛生活を告白!【1】

中島由紀子

中島由紀子

映画ジャーナリスト

ロサンゼルスでハリウッド映画のことを書き始めて25年。

ゴールデン・グローブ賞を主催する「ハリウッド外国人記者クラブ」会員で、ゴールデン・グローブ賞への投票権を持つ、3人の日本人のうちのひとり。

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まだまだ終わらないアメリカのコロナパンデミック。なんだか心配することにすら、疲れてしまった今日この頃です。相変わらず自粛生活が続いていて、私は3月から今日まで、外食を一回もしていないという個人記録を作ってます。

 

レストランも屋外で食べられるように工夫されてますが、屋内で食べてる人は少ないです。アメリカは 何と感染者(約800万人)、死亡者(約22万人)、共に世界一の数字に。収束の気配がないのです。

 

劇場での映画公開はないのですが、配信公開はフル回転。私たちもオンライン試写を観て、毎日誰かにZOOMインタビューをしています。

 

セレブたちもみな、真面目に自粛生活を続行してます。インタビューの初めに「今、どこですか?」と聞くのがお約束になってますが、みな「ロスの自宅から」「NYの自宅でーす」「ロンドンの自宅だよお」とか答えてくれます。

 

あっ、1人だけ「ベルリンのホテルだよ」と言ったのはキアヌです。“Bill & Ted Face the Music”(『ビルとテッド』29年ぶりの新作!)のインタビューでしたが、もうベルリンで『マトリックス4』の撮影に入っていました。

中島さん_photo

『マトリックス4』も楽しみです。(C)HFPA

 

「ベルリンで撮影?じゃあ自粛なしで楽しく生活してるんですか?」と聞かれて「いや、撮影所に通うだけであとはホテルでおとなしくしてるんだ。オートバイに乗れないのだけがすごく残念」と。

 

そういえば意外な人が、キアヌを大好きだと言ってました。
先日インタビューしたユアン・マクレガー。

中島さん_photo

オビ=ワン・ケノービがオートバイ好きだったとは。 (C)HFPA

 

彼もオートバイに魅せられて何十年ですが 「キアヌは自分で自分のオートバイをデザインしている。うらやましいよ。僕は何台もオートバイを持ってるけど、自分でデザインはしたことがない。彼は人柄もすごくいいヤツで大好きなんだ」と言ってました。

 

一箇所にじっとしているのが苦手だったユアンも、自粛生活を強いられてやってみたら「一箇所に長くいると、いろいろなことが片づいて、なかなか生産的でいいじゃないか」という結論に達したそうです。

 

「ハリウッドヒルズの丘の上からだよー」と言ったのはジェラルド・バトラー。

中島さん_photo

『エンド・オブ・ホワイトハウス』で派手にホワイトハウスで暴れてました。でも英国人。(C)HFPA

 

最近アクション映画専門になって、マッチョな役ばかり。昔はロマンチックコメディでいい線いってたのですが。今回の新作『グリーンランド』も、隕石がぶつかって来て破壊されそうな地球で大活躍するアクションものです。

 

「家族がスコットランドだからZOOM で皆に会ってるよ。話すだけでは飽きちゃうからゲームナイト、クイズナイトとか決めてZOOMを通してワイワイ大騒ぎ。意外とおもしろいよ」と言ってました。いろいろなパンデミックの乗り越え方があるものです。

 

『オン・ザ・ロック』 という夫の浮気を疑う妻(ラシダ・ジョーンズ)と、それを助けてかえって邪魔になるお父さん(ビル・マレー)のコメディが、日本公開中のソフィア・コッポラ。

中島さん_photo

(C)HFPA

 

パンデミック自粛生活はお父さんが持ってる有名なナパバレーのワイナリーで過ごしてるそうです。ラッキーですねえ。コッポラワインは美味しいので有名です。

 

「こんなに長く家族と一緒にいられる時間なんて今までなかったわ。子供も夫も一緒に来てるの。時間がたっぷりあるから家族で普段見られないタイプの映画を見たりしてるの。例えばインドの名匠サタジット・レイ監督の、APU トリロジー。合計6時間くらいかな?見ること自体チャレンジングな映画なのよね」

 

さすがコッポラファミリーです。きっと自宅の試写室でワイン飲みながら優雅にクラシック大作を観賞しているのでしょうね。

 

そしてロンドンからジョインしてくれたエディ・レッドメイン。

中島さん_photo

(C)HFPA

 

『シカゴ7裁判』の公開(Netflix配信)がもうすぐです。市民権運動、人種差別反対などの社会的校正を目指して活動し続けた、そしてこのシカゴ裁判の中心人物でもあったトム・ヘイドン(ジェーン・フォンダの元夫でもあります)の若い頃をやってます。

 

―自粛生活どうですか?
「ずっと田舎にいたんだ。家族と一日中べったりできるって最高だね。『ファンタスティック・ビースト3』の撮影再開で、最近ロンドンに戻って来たんだ。本を書いたり作曲したりとクリエイティブに自粛生活を過ごしてる友人の話も聞くけど、僕は4歳と2歳の子どもに囲まれて、アルファベットを教えたり大好きな料理の腕前を披露したり、ファミリーライフを満喫していた。

 

庭には鶏がいて、その世話もする。小さな畑も作って、自給自足を目指した生活。 それとまた絵を描き始めたんだ。時間があるってうれしいね。恐ろしく下手な絵しか描けないんだけど、昔から好きなんだ」

 

同じく『ファンタスティック・ビースト3』の撮影が再開されてうれしい、と言ったのは、ロンドンの自宅でゆっくりしてるジュード・ロウです。

 

中島さん_photo

(C)HFPA

 

6番目の子供が生まれたばかりの彼は、子煩悩で有名です。「実は昨日、下の息子の18歳の誕生日だったんだ。パンデミックのせいで皆どこにも行けないから簡単に家族全員集合が実現した。でもまた、しばらくはこんなふうに集まれなくなった。6人以上の集まりはまたもや禁止になってしまったからね。

 

ゆっくり庭仕事もできたよ。 庭仕事は最高に楽しいよ。紫色の藤の花が大好きで、家の片側を覆っている藤棚が向こう側にも伸びて行ってもらいたいと、毎日少しづつ手入れして、あっち側にも伸びてくれと願いながら引っ張る感じ(笑)。ギシギシ音がするドアを取り替えたり、庭が綺麗になったのは自粛生活の賜物だよ」

 

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