ちょうど一週間前の水曜、今年最大の天体SHOW、みなさんご覧になりましたか。
5月26日の月は、2021年では地球に最も近い満月。天文学者の方々によると、スーパームーンと皆既月食が重なるのは10年に一度くらいの頻度で、次回は2033年10月8日とか。
もともと、日食と月食とか「宇宙空間に地球は浮かんでるのね・・・・・・」と実感できるイベントが大好物。なので、スターウォーズも大好物(はい?)。ワクワクしながら、その時を待ちました。
午後8時9分ごろ皆既開始とのことだったので、いそいそとベランダへ。
がーん。
角度的に、目の前のマンションの裏側で事件は起こってるっぽい。自分が思っていたよりも、ずっと低い場所に月はあったのでした。まずい。我が家のベランダは低すぎた。
急いでiPhone片手に外へ。速足で自宅近くで一番見晴らしが良い橋へと急ぐが、そこそこ距離があり、刻々と食は進んで・・・・・・。
橋についた時の月がコレ。
はい。ぼんやり。しかも、ちょうど皆既が終わり、月が戻り始めたところ。うわーん(涙)。橋に集う人に、雲が多くてほとんど見えなかったと慰められたが、残念無念。
とはいえ、せっかくの天体SHOW。この後、満月にもどっていく月を撮影してみよう。それっ。
UFO!? いえいえ。カメラにビルのライトが反射しただけ。
そもそも肉眼で空を見上げると月はそこにあるのに、手元のiPhoneの画面を見ると「んんん?これかな」となる。そう、老眼鏡を忘れて家を出てしまったんですね。
いや、私の目ではスマホ画面の月が見えづらくても、iPhoneには見えてるはずだし(なんのこっちゃ)頑張れば撮れるはず、と何度も試みるが、いまいち。
ピンチで拡大しては、なんだかな~と思っていると、私に連れてこられた長女から救いの声が。
「iPhoneの露出調整機能を使えば、もう少しはっきり撮れるよ」
どうやるの?
「画面の月のところを長押しすると、黄色いラインの四角い枠と横に縦線が出てくるでしょ。縦線の太陽みたいなマーク、それを指で下にスーッとずらす。そうすると、月がくっきりしてくるでしょ?」
教えてもらって撮ったのがコレ。※すでにお察しと思いますが、この後もたいした写真は出てきません。
どれどれ。撮った写真をピンチで拡大に拡大を重ねると・・・・・・おおっ!地球のラインがわかる、壮大さを感じる写真がっ!(大げさ)老眼にピンチは、マジでありがたい。
その後も、満月に戻るまでたくさん撮影をして帰宅。まぁ、こんなもんでしょうと満足。
さて、ご存じの方も多いかと思いますが、念のため、露出の調整の仕方を画像でお届け。月を指で長押しすると、iPhoneの画面はこんな感じになります。
貝殻が月の代わり。長押しすると、こんな図形がでてきます
太陽みたいなマークを下に下げていくと、月と空のコントラストがはっきりとしてくるのですが、貝殻は発光していないので、全体が暗くなってしまいました~。雰囲気だけお伝えしますね。好みの露出になったら撮影ボタンを押します。
月を撮るときのみならず、夜景を撮影するときも使えそうですよね。
次回、日本全国で皆既月食が見られるのは、2022年11月8日。老眼に負けず、iPhoneのカメラ機能を屈指して夜空を上手に撮影できるようにしておきたい、と決意したスーパームーン皆既月食の日。
ちなみに、サムネイルに使われている写真は(手ブレによる)チームラボ風フォト(笑) お粗末さまでした!