毎日の暮らしの中で、少し意識して行動するだけで、
自分の「運」を磨くことができる、運のトレーニング=「運トレ」。
京都暮らしの、西洋占星術・運勢学研究家、フォーチュン・アドバイザー、
ムーンプリンセス妃弥子さんが教えてくれた、梅雨の時期の「運トレ」とは!?
梅雨だし、6月はちょっとユーウツ。だけど・・・とても重要な月。
スーパーに入ると梅の実の香りがしました。
あぁ、もうそんな季節なんですね。
というのも「梅干しが大好きで毎年自分で作っている」という水瓶座の友人がいて、いつも興味深い話をしてくれるのです。
梅は、夏に天日干しする前に、まずこの季節に漬けるのだそう。
「だいぶ手間がかかるので面倒だけど、自家製で無添加だし、何より自分の好みの味に仕上げられるので美味しい」と、目を輝かせながら話してくれました。
6月って祝日もないし、一見、地味な月に思えるんですが、実はとても大切な1ヶ月なんです。
ちょうど1年の半分にあたる6月は、まず「衣替え」で始まりますよね。暑さに適した生地やデザインを身に纏うことは、心身ともに夏を迎える最初の一歩といえるでしょう。
そして6月21日。すぐにはピンとこないかも知れませんが、21日はそう、「夏至」です。
1年の中で最も昼間が長くなる、「陽極まる日」で、まさしく陰陽折り返し地点。月が満ちてまた新月へと向かうように、1年の陰陽も、この日を境に様相を変えていくのです。
運勢的には、この日から「後半」が始まると言えるでしょう。
ちなみに、京都では、湿度や気温が合えばこの頃から、少しずつゲンジ蛍も見られるようになるので、毎年、密かに楽しみにしているんですよ。
そして6月30日は「夏(な)越(ご)しの祓(はらえ)」。
あまり聞き慣れない言葉かも知れませんが、これから訪れる暑い夏を今年も無事に過ごせるようにと祈る大切な神事なんです。
京都では、その日は「水無月」というお菓子を買って、無病息災を願いながらいただきます。
ちなみにその「水無月」。
白い外郎(ういろう)に小豆が入っていて三角の形をしているのが特徴。ひとつ食べると、またもうひとつ食べたくなってしまう絶品。この和菓子の言われは諸説あるようですが、三角形も小豆も、もともと縁起が良いもので、昔から厄除けや招福のパワーがあるとされてきました。きっと、今でいうラッキーフードとして子々孫々、伝えられてきたのかも知れないですね。
冬を越して春が過ぎ、そして夏へと、まさに陰と陽がクロスオーバーするこの季節。
そこで今回、おすすめしたい運トレが
「夏の準備」
です。
たとえば成功は、その前の準備で決まると言われます。
試合に勝つのも、告白がうまくいくのも。
その瞬間以上に、むしろ前段階での「準備」の賜物だと言えるでしょう。
住まいに涼を取り込んだり、夏のファッションに合わせてヘアスタイルやメークを夏っぽく変えてみたり。
シェイプアップだって今からでも大丈夫!間に合わせましょうよ。
たとえば悩みの二の腕ぷるん、私は去年、一ヶ月頑張ったおかげでしっかり引き締まり、今でも筋肉キュッがキープできてます。日頃、運動不足な人ほど、効果を実感しやすいかも知れませんね。
夏バテが心配な人も今から体力をつけましょう。
鉄分など、日頃、不足しやすい栄養分を意識して補給するのも賛成です。
夏がニガテな人も、夏が楽しみな人も。
「ああ、今年もいい夏だったな」って笑顔で振り返ることができるように
6月はしっかりと運トレ「夏の準備」にいそしみましょう。
最後にちょっとひとこと‥‥
梅づくりからもイメージできるように、やっぱり6月といえば梅雨の季節。
空がどんよりと厚い雲に覆われると気分だって凹みがちになりますよね。
けれど、梅雨の合間にも晴れる日がやってくるように、運は、その人にとってベストな「時」を与えると言われます。
「時」が訪れるのを待てる気持ちを養うことも、運を磨く大切な鍵。
「待てば海路の日和あり」
心が灰色の雲に覆われたり、大雨が降る日もたくさんあるでしょう。
でも、雨降って地固まる。
雨季は、さらに大樹を育てるための準備、つまり次なるステップへの準備であるように、
労苦したことは必ず報われると運勢的には考えられています。
なぜなら幸運とは、私達を単に楽しませるということだけでなく
「私たちにとってプラスになるように、物事を動かしていく運」
のことだからです。
背伸びしなくていいんです。ゆっくりでいいんです。
あなたが手にしている「今のチカラ」で、心の背筋をシャンと伸ばし、大地を一歩一歩踏みしめて、笑顔で歩んでいきましょう。