毎日の暮らしの中で、少し意識して行動するだけで、
自分の「運」を磨くことができる、運のトレーニング=「運トレ」。
京都暮らしの、西洋占星術・運勢学研究家、フォーチュン・アドバイザー、
ムーンプリンセス妃弥子さんが提案する、7月の「運トレ」は・・・!?
毅然と咲くバラから学んだ、私たちが今、あるべき姿。
近所に、バラを育てている家があります。広い庭いっぱいに、本当に色とりどりのたくさんのバラが、毎年、5月中頃から咲き誇るのです。
門の外からチラッと眺めただけでも、30種類以上はある感じで、今年もその見事な咲きっぷりと艶やかな香りが、前を通る人達の心を奪っていました。
そして6月。季節は少しずつ紫陽花へと移っていく中、再びその家の前を通ると、もうバラはほとんどが枯れた状態。
そりゃあ、そうだよね、もう6月も月末だもの・・・と思いつつ眺めていると、それでも必死に咲いているバラが数本、目に飛び込んできました。
薄いパープルのバラ、淡いピンクのバラ、黄色のバラ・・・etc.
よく見ると色も褪せ始めていて、5月の勢いは感じられないけれど、それでも必死に、懸命に、しかも凛として咲いているように見えたのです。
「確かに咲き誇れる季節は過ぎたし、人々はもう立ち止まって見てはくれなくなったけどね。それでも私達はバラとしての誇りを失ってはいないんだよ」
きっと、私が今、そんな年齢を迎えているから、そんなふうに感じたのでしょうね。
人生の後半にさしかかっている今、ある意味、過渡期でもあり、失うものと得るものの変化に戸惑いを覚えながら日々を過ごしているからかも知れません。
色褪せ始めたバラが、それでも凛として気高く、命の限り咲き誇ろうとしている姿がとても眩しく感じられたのです。
年齢を重ねると、失うもののひとつに、「褒められること」があると感じます。褒められるかわりに、今度は自らが子供や後輩や部下を褒めたり?咤激励する側に回っていきます。
周りから非難されることも少なくなるかわりに、滅多に褒められることもなくなります。まあ、仕方ないと思いつつも、ここだけの話、ちょっぴり寂しくないといえば噓になります。
でも、あのバラ達は違った。
誰に見られなくても、枯れる寸前であっても、ああして毅然と誇らしげに咲いている様は本当に美しい。やっぱり自然のエネルギーは強いです。
人も、こうあるべきなのかも知れません。
・・・さて、今月の運トレは・・・
そこで、
今月の運トレは、
「自分が自分として、凛として咲く」
です。
それはまさしく「もっと自分を好きでいること」かも知れません。
誰に気に留められなくても、人生を明るく生きること。それは、自分にしか自分の人生を生きられないことの証です。
最近、
「誰も自分を気にかけてくれない、夫ですら、冷たいものよ。本当に寂しい」とこぼす女性が多くなりました
その気持ちはすごくよくわかるんです
けれど、みんながみんな、自分のことで精一杯。
きっと、ご主人も職場での立場や境遇が大変な年代なのかも知れません。
いろいろ思うところはあっても、バラのように、私たちも、自身の「「自己エネルギー」で、自分が自分であることの誇りを持ち、凛として、笑顔で、空を見上げて明るく生きていければ、素敵です。
そんなふうに生きていれば、きっと、幸運も喜んであなたのもとに集まってくるでしょう。
7月。七夕祭りが過ぎると、京都は四条通りを中心に祇園祭の山鉾巡行の準備が始まります。
巡行の前夜祭にあたる宵々山や宵山は、祭りの活気に満ち溢れ、それはそれはたくさんの人で賑わいます。
そういえば若い頃は浴衣を着て、へこ帯しめて、出かけたっけ。
最近はもう浴衣でオシャレすることもすっかり忘れていたけれど、今年はあの頃のように、また夏を思いきり楽しんでみようかな。
きっと、皆さんの地域でも花火大会やいろんな夏祭りが繰り広げられることと思います。
凛として、ぜひ、夏を弾けてみてください。
夏の星座が、あなたを優しく温かく、力強く守っています。