新聞で見つけたウニ漁解禁の記事。ウニ漁は、6月から8月までと決められているので、生ウニを食べられる時期は短いのです。
ならば、美味しいウニとシャコタンブルーと呼ばれる美しい海を眺めに積丹町へ。この町名はシャコタンと読みます。
札幌からは、車でおよそ二時間半ほどで海沿いの道はまさにドライブスポット。海からの風が気持ちいい。
こんな奇岩、大岩がゴロゴロと続きます。
目的地に到着。お邪魔したのは、漁師さんが経営する佐藤食堂。
この時期、どこのお店も混雑しています。お刺身などは、もう売り切れ。
とにかくウニが食べられればいいので、生ウニとイクラの二食丼を注文。
はい、ご飯見えません。
やっぱり生ウニ、生臭さは全くなく、とにかくクリーミー。急いで食べないと溶けます。
一般に出回ってるものは、形を保つためミョウバンで固めてあるので、ツウの人いわくミョウバンまみれのウニが食べられるか!なのだそうですが、これを食べたら確かにその気持ちわかります。
イクラの醤油漬けも美味しい。ウニもイクラもおかわりしたいくらいですが、行列が出来るくらい混んでいるので、サクッと食べて次は北海道遺産である神威岬に向かいます。
神威(カムイ)はアイヌの人々の言葉で神という意味。神様の岬です。
ここでは、シャコタンブルーと呼ばれるコバルトブルーの美しい海が見られるのです。
上がスタート地点である女人禁制の門。日本海に突き出す岬の先端がゴール。およそ700メートルです。
尾根に沿って遊歩道があり、まるで万里の長城のように見えます。
遊歩道は整備されているのですが、何せ高い!高低差もかなりあり慣れるまでは結構怖い。
特に何カ所かある鉄格子状になっている歩道はスケルトンなので、下見えてるし、横は崖だし…。
でも、高い所から見下ろす海は本当にきれい。色々な角度から見る事ができます。
北海道の海とは思えないブルー、これぞシャコタンブルーです。
怖い、キレイを繰り返し黙々と歩くこと20分。岬の先端に到着。
どこまでも広がる海はまさしく絶景。そこから見える神威岩。
この喜びようは、道のりの大変さを物語ります。
そして、今私は北海道の最西端にいるんだよね、ワーイとはしゃいでいたら夫が、残念だけど明らかにここは最西端ではないと否定。
看板の地図で確認したら
はい、確かに違います。
岬の先から見える岩は神威岩。
積丹町の観光ポスターにも使われています。
北海道に逃れてきた源義経に恋した女性が、義経がこの地を去ったのを知り、岬から身を投げてこの岩になったと言われています。
ははーん、義経はここからモンゴルに渡ってチンギスハーンになったのね、なるほどねとつぶやいているとこれまた夫に「そういう説もあるって話だからね」
でも、北海道名物ジンギスカンの名前の由来という説もあるし。
だから私は、信じていたい義経伝説なのです。