1月の半ば、
新潟では普段ありえない地域、
そう、大都会の新潟市でありえない大雪となってしまいました。
テレビで何度も、信越線で乗客が一晩中閉じ込められた、と
ニュースになっていたので、思い浮かぶ方も多いのでは?
私の住む魚沼はそれこそ、誰もが知る豪雪地帯です。
今日、たった今積雪はなくとも、
本気になれば一晩、いや、半日もあれば、
今年は小雪だと思っていても安心はできません。
あの日、
魚沼を抜け出して新潟県の女将会新年会のために
新潟へ向かっていた私でした。
魚沼を出発した朝は青空がとても気持ちよかったのに、
道中は雲行きが怪しくなり、電車は大幅に遅れ、
途中止まり、いったいどうなるのかと不安になりました。
これは宿泊先の新潟市内のホテルからの画像ですが、
ここ、いつもの冬は雪はまったくないところなんですよ、
朝食時に、この積雪を見てため息が出ました。
その晩は、友人たちと新年会をするために
新潟一の繁華街、古町(ふるまち)へ出向く予定でした。
ところが、タクシー待ちの人、人、人。
おまけにビル風がすごくて本当に寒い夜でした。
それでもめげない女史たち!
なんとか目的の素敵な居酒屋さんにたどり着きました。
ここは昔置屋だったところを改装したお店です。
この周辺は、かつては日本有数の遊郭で,
江戸時代初期に書かれた『遊里遊郭番付表』では、
京都・大坂・江戸に次ぐ番付だったそうです。
昭和初期には新橋・祇園と並び三大花街と呼ばれていました。
今でも老舗の高級料亭が12軒も営業をしています。
なんだか新潟ってちょっと華やかでしょ。
ちなみに川沿いに昔はたくさんの柳が植えられていたことから
柳都(りゅうと)という呼び名もあり、
お店はこちら。
霜鳥
https://shimotori-kinsei.owst.jp/
赤と黒を基調とした店内。どことなく色気があります。
昼間の新年会帰りの私たち。
お昼は飲めなかったので、これがお初のビール。
おいてあるビールは、これ、初めてですが、
エビスの琥珀という生ビール。
クセがなくてとても飲みやすく、美味しかったです。
なかなか他では見かけません。
お腹すきましたー!寒いとお腹が空きます!
ということでおススメは・・・・
前菜の盛り合わせ。
これだけでおなかがいっぱいの十分な量です。。
一つ一つ手の込んだ野菜料理が中心です。
通常お二人様用だそうですが、
’取り分けれないモノもあるので
良かったらそのお料理だけ3つにしましょうか?’との
細やかな心遣いがとても嬉しい。
美味しいものを作るのに全力投球のオーナー、と
’言っときますけど、奥さんではありませんよ’と
サーブしてくださったお嬢さん。笑顔がいいでしょ。
今日のおススメは?の問いに、
出してくださったのは’オニオングラタンスープ’
この時期にしか作ることのできない、甘ーーーい玉ねぎが、
なんと、一つのこのスープに3個も入っているんですって!
見てみてっ、とろっとろで熱々。
こちらは季節外れのフルーツトマト。
なんと味噌漬けになっています。
作り方も伝授してくださいました。
そんな気さくなオーナーです。
帰りのタクシーも予約してあったので、
無事にホテルにたどり着きました。
その晩は、3人ともぐっすり。
翌朝もまだまだ大雪でしたが、
魚沼に戻ってきたら、なんとなんと、
道路は乾いていました!
新潟も広いです。