今年のGWは新型コロナウイルスの影響もあり、最低限の外出に留まり自宅で過ごすことになりました。今年に限って早々に旅行の予約をしていただけに本当に残念だったのですが(涙)こればかりは仕方がありません。
コロナ終息後に旅行を楽しむために、好きな本を読み返しています。
今回は旅行好きな私のおすすめ3冊(実際は4冊)をご紹介致します。
①兼高かおるさん『わたくしが旅から学んだこと』
兼高かおるさん 曽野綾子さん 『わたくしたちの旅のかたち』
兼高かおるさんといえば『兼高かおる 世界の旅』という紀行番組が有名ですね。
私自身番組はそんなに見ていなかったのですが、旅行好きの両親が大好きな番組でした。
今は世界各国を巡り取材することは珍しい事ではありませんし、
プライベートでもお休みが取れたら海外で過ごす方は多いと思いますが、番組開始直後の1959年は、1ドル360円!第一回目のローマには羽田空港から52時間かかったそうです!
当時の海外旅行といえば一大行事、高嶺の花だった時代、美しい兼高さんが、見たことが無い世界を駆け巡り紹介する番組を、憧れとワクワクしながら見ていたことを母から聞き、こちらの二冊を購入して何度か読み返しています。
もう一冊は作家の曽根綾子さんと対談形式にまとめられたもの。
日本も変わりましたが世界も変わりました。行ったことがある国もない国も、当時こうだったのね、と新たな発見を楽しんでいます。
海外に行きますと、その国の良さ(時には不便さや治安の悪さに居心地が悪く感じることも)、また、日本の素晴らしさ(もちろんそうでないところも・・・)を実感することがあります。こちらの本を読み改めて感じました。
表紙にもありますが『好奇心が「知恵」と「元気」を与えてくれる』
好奇心は幾つになっても忘れずに持ち続けていたいものですね。
②THE GRAND TOUR
こちらは洋書は旅行好きな両親のもの。実家から拝借し今は我が家にあります。
ちょっと写真が古いものがあり(笑)それもまた好きなところです。
例えばJAPANを見ますと京都の桂離宮、平安神宮、金閣寺・・・そして東京の帝国ホテルが紹介されています。
フランク・ロイド・ライト設計の旧帝国ホテル本館(ライト館)。
モチーフは平等院鳳凰堂だそうです。水面に映る姿が「空に浮いているようにみえる」と言われていますが、なるほど!このライト館も同様に見えます。
1968年に解体されたため、帝国ホテルを訪れても見ることができないのが残念に思います。
他にも思い出深いウイーン、プラハ、憧れのパリ、いつか行ってみたいポルトガルなど妄想が広がり眺めているだけでも楽しい本です。
③最後は『素敵な時間を楽しむ カフェのある美術館』
外出自粛が解除されてもすぐには海外旅行…というわけにはいかなそうですが、こちらは日本の素敵な美術館&カフェが紹介されています。
年始に行った根津美術館
美術館で歩き回り疲れた足を休ませたり、また、ご一緒した方とどの作品が好きだった?とおしゃべりするのも楽しい時間ですよね!
一日も早く日常が戻りますように。
新しい生活様式を取り入れつつ、思い切り旅行や美術鑑賞、美味しい外食が楽しめる日が来ますように!
今はそう願うばかりです。