日本では、昔からモノを無駄にせず大切に使う「もったいない」というとても素敵な言葉がありますが、コロナ禍2年目にして、飲食店や観光業、結婚式の引き出物などで本来使われるはずだった食材が大量に行き場を失っているという実態をSNSやTVニュースの特集で良く見るようになりました。
コロナ禍以前の平成30年度でも、農林水産省及び環境省の食品ロスの統計によると、年間600万トンも食品が廃棄されているようです。
ここ数年で話題になっている【SDGs】=世界を持続可能なものとするために作られた国際目標。
【SDGs】では、17のゴール、169のターゲットを2030年までに解決することを目指していますが、12番目のゴール「つくる責任 つかう責任」では、「2030年までに世界の食料廃棄を半減する」という目標が掲げられています。
先日、「賞味期限切れ」や「コロナによる滞留在庫品」などの訳アリ食品を販売する食品専門スーパー 【マルヤス】に行ってきました。
農林水産省のWebサイトによると、消費期限と賞味期限の違いは
【消費期限】
袋や容器を開けないままで、書かれた保存方法を守って保存していた場合に、この「年月日」まで、「安全に食べられる期限」のこと。お弁当、サンドイッチ、生めん、ケーキなど、いたみやすい食品に表示されています。
【賞味期限】
袋や容器を開けないままで、書かれた保存方法を守って保存していた場合に、この「年月日」まで、「品質が変わらずにおいしく食べられる期限」のこと。スナック菓子、カップめん、チーズ、かんづめ、ペットボトル飲料など消費期限に比べ、いたみにくい食品に表示されています。
マルヤスは、今回私が行ってみた東京都大田区にある大森町店の他に足立区、埼玉県川口市、戸田市の計4店舗があり、前述した【賞味期限】が設定された常温保存が可能な食品その他に雑貨や調味料、飲料などを取り扱っています。
店内入口に、ちょっと気になる商品を発見!
香港、ハワイ、台湾など、海外みやげのお菓子が大量に積み上げられています。これらのお菓子は、海外旅行から帰国後に自宅に現地のお土産が届く宅配サービスの余剰在庫を格安で販売しているのだそうです。
今回のコロナ禍で海外渡航禁止になり、賞味期限切れになったお菓子をマルヤスの店頭で販売しています。
店内には所狭しと商品が陳列されており、特価品、超目玉品など超激安アイテムを見ていると自分の金銭感覚がどんどん麻痺しはじめてきます(笑)
ちょっと変わったアイテムを見つけました。
「非常食セット3日分」
「美味しくはないです!カロリーは取れます。」
とっても正直な記載に思わず納得。
これからの暑い季節に重宝しそうなキャラメルラテ用ポーションがなんと9円!!!
(以下、いずれも税抜)
保存食で良く見かけるパンの缶詰99円。
森の水だより2ℓ 1本39円
アクアパッツア風スープ、ミネストローネ29円。
BTS(防弾少年団)ファン必見、レモナスペシャルパッケージ299円
昭和生まれの方にはとても懐かしい「日本専売公社」の食塩 1㎏ 49円
福神漬け 2㎏ 29円
今回、ワタシがとっても気に入ったのがオーガニックジンジャーブレンドティー。
900円の商品を199円で購入することが出来ました。
この日のお買い物は、これだけ買っても合計798円。
この日はお店の方からのご厚意で、お会計後に新鮮なココナッツをプレゼントしていただきました。
食品ロスの削減、CO2削減と身構えてしまうと、ものすごく難しそうな問題のように思えてしまいますが、生産者、業者の方が扱う商品を出来るだけ廃棄せずに、且つ自分のおうちのエンゲル係数が下がれば双方にメリットがあるのかもしれません。
マルヤスの新商品入荷や在庫状況など、わたしはtwitterを参考にしています。
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