研究開発の最終段階で、試作を重ねる化粧品。微妙な色の違いで最終的に商品にならなかった化粧品を、絵具にアップサイクル(再生)する取り組みがあります。
リサイクルとは、資源として再利用すること。アップサイクルとは新しい用途のものに生まれ変わらせること。メイクアップ化粧品のきれいな発色の粉がサステナブルなアップサイクル絵具に再生されるなんて、驚きです。(株式会社モーンガータ製造・販売)
その絵具を使って、壁に絵を描こう! というイベント「PAINT HOPE on WALL みんなで描こう、大きなえがお。」が天王洲アイルにあるアマナ セッションホールにて行われました。子どもたちのHOPE(創造力を広げ、表現し、自分の個性を伸ばしていく活動)に貢献しよう、というものです。
当日はアーティストの堀出隼さんも来場し、「みんなで壁一面に笑顔をたくさん描きましょう」と、参加者の子どもたちにこのイベントの意味を教えます。
おでかけ女史組の佐保姫さんと、息子の陸登(りくと)君が遊びに来てくれました。家でもお絵描きが大好きという陸登君。今日は、あまり見たことがない独特な色合いの絵具を見て、いつもとは違うインスピレーションが湧いたようです。
「息子が普段使っている絵具やクレヨンの発色と異なるので、今日はいつもと違う絵を描いていますね。メイクアップ化粧品が原料ということなので、パール感があってラメも入っていてきれいです」と佐保姫さん。
家でも物を大切にすることを教えたりしているそうですが、SDGsのアクションとして「じゃあ何をすればいいの」と聞かれることもあるとか。
「こういったイベントでの体験は、その具体的な取り組みを実感できるのでとてもいいと思います。私も勉強になりました」(佐保姫さん)
「KANEBO」はブランドメッセージに「I HOPE.」を掲げ、未来に向けての「希望」を発信しています。花王、および「KANEBO」のサステナビリティ活動にますます注目したいと思います。
PAINT HOPE on WALL みんなで描こう、大きなえがお。| KANEBO (kanebo-global.com)
撮影/山田英博 取材・文/島田ゆかり