今年は大切な人との悲しい別れがあり、例年よりも多く訪れる機会があります。
わたしの第2の故郷、東北にある秋田県。
秋田県内一の面積を誇る由利本荘市(ゆりほんじょうし)。
秋田県の南西部に位置し、四季を通して美しい姿を見せてくれる「霊峰・鳥海山」とその麓に広がる「鳥海高原」、悠々と流れる子吉川、さらに日本海に面し、自然豊か。
そんな豊かな自然の恩恵を受けながら、美味しい日本酒が醸されています。
由利本荘市には4つの酒蔵があります。由利本荘市で日本酒と言えば、やっぱり「雪の茅舎(ゆきのぼうしゃ)」でしょう。
数々の受賞歴を持ち、秋田県を代表する銘柄として位置付けされています。
今回、「雪の茅舎(ゆきのぼうしゃ)」の醸造元を訪れました。
【齋彌酒造店】
明治35年(1902年)創業で、高低差約6mの斜面に建てられた酒蔵は「のぼり蔵」と呼ばれています。
残念ながら、酒蔵見学は現在、新型コロナウイルス感染予防のため、お休み中のようなので外観のみですが。。。
創業当初からの建物は、国登録有形文化財に登録されています。
2階に洋風なデザインを取り入れた、とてもオシャレでレトロな建物でステキです。
こちらの日本酒は「地元石脇湧水」と「自家酵母」で、「三無い造り:櫂入れをしない、濾過をしない、割り水しない」と言う独自の技法で醸されています。
「茅舎(ぼうしゃ)」とは、茅葺きの屋根を持つ家のことで、こちらの地域の茅ぶき屋根の民家が点在する雪深い冬景色を表現した「雪の茅舎」という銘柄。
「雪の茅舎」はいろんな種類があるのですが、まず飲むのは定番の純米吟醸がオススメ。
ふくよかで上品なのど越しと、ほどよい香りが生きているお酒です。
ほんのり、果実を連想させるフルーティーな香りと甘さ、スッキリした味わいで、お食事との相性バッチリで美味しいです。