二人の人気イケメントレーナーが解説
こんな要因が顔をたるませる!
そもそも顔がたるむ要因とは? フェイスラインを整えるメソッドに定評がある、今、話題の二人のイケメントレーナーが解説。加齢だけでなく、普段の生活習慣によってもたるみは進んでしまうというからご用心!
体の使い方の癖などで、
実は自分自身で顔をたるませてしまっています
パーソナルフェイストレーナー
木村祐介さん Yusuke Kimura
運動力学や機能解剖学をもとに、顔や姿勢をあるべき状態に戻すメソッドを考案。現在「ネイチャーボディハウス」で「美顔ワークアウト」を中心に指導。著書に『小顔 ワークアウト』(ワニブックス)
要因01/筋力の低下
顔の筋力低下はたるみを招く要因のひとつ。
「筋肉には脂肪や皮膚を引き上げる働きがあるのですが、加齢や、普段無表情で顔の表情筋を動かさないでいることで筋力は衰え、たるみが進みます。また、舌の筋力も大事です。ここが衰えるとあごの下がたるみ、二重あごの原因に」(森拓郎さん)
要因02/顔の筋肉の動かし方の癖
顔の筋肉の動かし方の癖も、顔たるみの隠れた要因。
「顔を縦方向に動かすとシワがなくなり、『いー』と言うときのように横方向に動かすと、ほうれい線がくっきり目立ちますよね。ですから、普段から口を横に引く動きをよくする癖があると、ほうれい線が深くなっていくのです」(木村祐介さん)
顔のたるみを改善するには、
舌筋の強化や姿勢にも着目すべきです
運動指導者
森 拓郎さん Takuro Mori
東京・恵比寿の「rinato」にてダイエットやボディメイクを指導。モデルや女優の顧客も多い。小顔美容矯正サロン「ルポルテ」のプロデュースも行う。近著に『5分トレーニングで翌朝小顔』(扶桑社)
要因 03/姿勢のくずれ
顔のたるみに大きく影響を与えるのが、姿勢。
「本来、顔の皮膚は背中側から上に引っ張られていますが、猫背になるとその力が緩み、額を引き上げられなくなります。猫背になると胸も縮み、顔が下に引っ張られる。こうした理由で、姿勢のくずれが顔のたるみを進めるのです」(木村さん)
要因04/皮膚の老化
もちろん皮膚の老化も顔たるみの大きな要因。
「加齢や紫外線によるダメージなどで、肌のハリを保つコラーゲンやエラスチンが変性すると肌がたるみます。また、表情筋が衰えると血液やリンパの流れが滞って新陳代謝が低下し、それによってもコラーゲンやエラスチンがうまく作れなくなり、顔がたるみます」(森さん)
要因05/偏った食生活
肌のハリを保つために必要な栄養の不足も、顔たるみを促進。
「皮膚の材料になるタンパク質や、コラーゲンやエラスチンを作る手助けをするビタミンC、新陳代謝にかかわる亜鉛などといった栄養が不足すると、たるみやすくなります。また、高糖質・高脂質の食事は肌の糖化や酸化を進めて老け顔の要因に」(森さん)
次回は、フェイストレーナーの木村祐介さんに教わる、「ほうれい線ができる要因」についてをご紹介します。
撮影/天日恵美子 取材・原文/和田美穂