“例年にはない夏”を経験し、新しい季節を迎えた今、”秋バテ肌”を感じる女性、多数!?美容エディター松本千登世さんと、国際薬膳師、鍼灸師である岡尾知子さんは、まさにOurAge世代。この世代がこの時季を乗り切って、イキイキした肌を作るには、どうすればいい?キーワードは「アミノ酸」。2人は声をそろえてインナーケアの重要性を指摘します。
【左】岡尾知子さん
1962年生まれ。国際薬膳師・鍼灸師。「ロータス薬膳教室」主宰。美容・健康ライターの仕事を通じ東洋医学に関心を持ち、薬膳、漢方を学ぶ。講師活動のほか、雑誌、WEBなどで、暮らしに役立つ薬膳や養生に関する情報を発信中
【右】松本千登世さん
1964年生まれ。美容エディター。客室乗務員、広告代理店勤務、出版社勤務を経てフリーランスに。多くの女性誌で美容コラムを連載中。近著に『美人に見える「空気」のつくり方 セルフケアで女(わたし)を磨く79のテクニック』(三笠書房)がある
松本)猛暑が続いた今夏。しかも外出時はマスク着用必至とあって、肌にとっても予想以上に過酷な日々でした。ここ数年、美容では「夏バテ」よりも「秋バテ」という言葉が聞かれるようになっています。暑い時期=夏が長くなって、秋の定義が変わった感もあります。
岡尾)昔から、秋=乾燥の季節とされていますが、最近は涼しくならないままに、台風がやってきて、そのまま秋の長雨に突入、「乾燥」というイメージが薄れつつあるかもしれませんね?実際、東日本など地域によっては、梅雨よりも秋雨のほうが雨量が多いというデータもあります。でも、寒い時期から気温が上昇するのに伴い、体が次第に慣れて湿気の季節を迎える梅雨時期と、長く厳しい暑さでエネルギーや潤いを消耗した状態で迎える秋とでは、肌や体の「求めるもの」が違うんです。
松本「秋バテ肌対策には、もっと”内側”に目を向ける重要性が…」
松本)表面的なスキンケアも大切だけれど、もっと内側に目を向ける必要がありそうですね。
岡尾)東洋医学における「陰陽」の考え方では、男性は「陽」、女性は「陰」の性質が強いとされています。つまり、女性は本来、潤っていて冷えやすい性質を持っているんですね。ところが、加齢とともに、どうしても本来の姿が失われてくる。そのため、更年期を迎えると、冷えよりもほてりなど熱っぽい症状が多くなり、潤いが低下することによって、乾燥を訴える人が多くなるんです。
潤いには、こもった熱を自分の力で冷ます働きもあるので、潤いを自ら生み出す力があれば、肌の乾燥はもちろん、年齢による変化も軽くなる可能性があるんじゃないか、と。そういう意味でも“潤いを生み出す力”は、私たちにとって重要なテーマ。スキンケア以上に、食事や健康食品、サプリメントなどのインナーケアが助けになると思います。
松本)コロナ禍により、どうしても運動不足になりがち。運動できない分、食事を控えている人も多いと聞きます。あまり食事を控えすぎると、健康を維持するために必要な栄養素さえも摂れないという事態が起こりうるんじゃないでしょうか?
岡尾)暑い時期は、どうしてもさっぱりしたものが食べたくなって、 動物性のものや脂っこいものを避けていたという人も多いのではないでしょうか?でも、季節が変わったこの時季に潤いを生み出す力を育むためにも、タンパク質は必須。薬膳でも、潤いを生み出す力を養う食材は、豚肉や乳製品、ごまや松の実など、タンパク質や脂質を含むものが多いんですね。やみくもに食事を制限する、カロリーを減らすという考え方を改めないと、気が付いたときには「枯れ木」のようになってしまうかも!
松本)大変!自分では美や健康のためにしているつもりが、じつは逆効果の可能性もあるなんて!いろいろな意味で、私たち大人にとって、目的や効果がきちんと定められた健康食品やサプリメントは頼りになりますね。ただ、肌に塗る化粧品以上に、体に取り入れるインナーケアは、選び方が難しいと感じます。
岡尾「タンパク質を構成するアミノ酸は、組み合わせによって成長ホルモンに関与することが報告されています」
岡尾)タンパク質を構成しているのがアミノ酸ということはご存知ですよね。ひと言にアミノ酸と言っても、なんと500もの種類があり、それぞれのアミノ酸が果たす機能が異なることが解明されてきているんです。運動をする人には、筋肉の材料になったり、筋肉疲労を回復させたりするものが必要、ストレスフルな生活をしている人には、リラックスさせたり、快眠を促したりするものが必要、といった具合に。
さらに、アミノ酸の組み合わせによっては、成長ホルモンに関係があるということもわかっています。成長ホルモンは、若々しさを底上げするために重要な働きをするホルモン。それぞれの年齢や生活習慣にふさわしいアミノ酸を選んで、取り入れてほしいですね。
成長ホルモンの分泌は加齢と共に減っていく
松本)じつは、肌も体も、年齢を重ねるほど、その変化に無頓着になる自分を感じていて……。不調に目を背けているうちに、それが癖になって、より変化に気づかなくなる、それが「老化」なのかな、と。もっと自分に意識を向けないといけませんね。
岡尾)「加齢」と「老化」は違います。「加齢」は誰にも訪れますが、「老化」は食事や運動など、日常生活の過ごし方次第で、とても個人差が出るもの。若いときと比べる必要はまったくないけれど、日々の小さな変化に対する「気づき」を積み重ねるほうが、年齢をしなやかに受け入れられる気がするんですよね。「すぐに」「劇的に」でなく、「なんとなく調子がいい」こそが理想。試してみて、自分にとってのなんとなく、を実感し続けてほしいですね。
インナーケアは、まさに、自分に意識を向ける「美の習慣」。変化を否定的に捉えるのでなく、肯定的に捉えることができ、結果、年齢相応の美しさを手に入れることができる。それが最大のメリットではないでしょうか?
松本)肌や体の調子がいいと、上機嫌でいられる、笑顔でいられる。それがいちばん、「見た目」を変えるのかもしれません。今日はどうもありがとうございました!
さまざまな働きがあることが明らかになってきている「アミノ酸」。バランスよく摂るには?
コラーゲンの原料にもなるアミノ酸。その種類はなんと500種以上と言われています。だから、アミノ酸をたくさん摂ればいいというわけではありません。大切なのは若々しさに関する美容アミノ酸を、バランスよく摂ることなのです。
食生活だけでは摂りにくいアミノ酸をサポート。漢方の専門医が監修した独自レシピで、若々しさに必要なアミノ酸をバランスよく配合。40~50代の輝きを体の中から補助してくれるサプリメントです。
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40~50代の肌にうれしい、4つの”底上げレシピ”とは?
1.若々しさに特化したアミノ酸の配合
日々の食事で補いたくてもなかなか摂れないアミノ酸を、若々しさに特化した組み合わせで配合
2.潤いのための天然成分
シルクパウダー、クコの実エキス、ハトムギエキスなど、自然の恵みの中から美容に深く関わる成分を厳選して抽出
3.和漢ハーブのパワーもプラス
ケイヒ、ショウガ、チョウジ、カンゾウ…漢方薬などに重用されてきた植物のパワーもバックアップしてくれます
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撮影/山田英博 スタイリスト/本瀬久美子 取材・文/松本千登世 イラスト/内藤しなこ
撮影強力/AWABEES・UTUWA