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新連載!「女50歳からのキラキラ老後計画」キラキラ老後に必要なのは家計簿ではなく…

安田まゆみ

安田まゆみ

東京・銀座の「元気が出るお金の相談所」所長。FP歴24年目。これまでの相談件数は7000件以上、講演回数は1千回を超える。一男一女を育てあげた後、現在は義母と実母の介護に直面中。 お得な情報はより多くの人に知らせてあげたい!というおせっかいな性格。 モットーは「最後まで自分らしく生き抜く」。

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★連載開始にあたり、最初に担当編集者より★  

こんにちは!

「女50歳からのキラキラ老後計画」の担当編集ギリコ(48歳)です。

アラフィフが多いOurAgeの読者。

そしてそのアラフィフとは、そろそろ老後の資金について考えはじめる人が多い年代です。

お金の並ぶ道を歩いてゴールを目指している老夫婦

そこで今回、お金についての連載をはじめることにしました。

何となく目にしたマネー記事で

安定した老後を送るには、○歳までに×千万円の貯蓄が必要〟

〝まずは家計簿をつけ、無駄な出費を探すこと〟

といった文句をみて、ギョッとした経験はありませんか。

 

この連載は、そんな世間にあふれている定型句的なアドバイスの羅列にはしない予定です。

そういう意味では、ちょっと変わったお金の連載になるかもしれません。

 

執筆をお願いしたのはマネーセラピストの安田まゆみさん。

 

FP(ファイナンシャル・プランナー)としてたくさんの方のお金にまつわる相談を受けてきた方です。

働きながら2人のお子さんを育てあげ、お子さんが巣立った今、今度は親御さん(義母と実母)の介護に直面している方でもあります。

 

そして安田さんはなんと…FPなのにご自身は「家計簿はつけたことがない」のだそう。

家計簿なんてつけなくても、お金の管理はちゃんとできますよ」とおっしゃる方です。

 

同じアラフィフであっても

・既婚or独身か

・子供がいるorいないのか

・親が健在なのかorそうでないのか

など、ライフスタイルが違えばお金の状況も人それぞれ違ってきます。

 

でも、友人に囲まれ、生きがいや趣味を持ち、元気でキラキラした老後を送れたら素敵! と思うのはみなさん同じではないでしょうか。

 

この連載では安田さんのところへ相談に訪れ、老後のお金の不安を解決した方々を例にとりながら〝キラキラ老後〟へのヒントをご紹介したいと思います。

 

※〝キラキラ老後〟へのヒントは次ページで明らかに!

第1回 キラキラ老後計画にまず必要なのは、家計簿よりも○○○○だった

/48歳・専業主婦 K子さんの場合

 

はじめまして。マネーセラピストの安田まゆみです。

FPになって21年、現在は東京・銀座の「元気が出るお金の相談所」所長として、日々お金の相談を受けています。

 

この相談所には、いろんな方がお見えになります。

 

全財産合わせて20数万円しかないけど、何とかして人生を変えたいというシングルマザーや資産が9億円もあるけど先のことが気がかりという資産家のおばあちゃままで相談内容はバラエティ豊か!

 

もちろん40代、50代の女性もたくさん相談に来られます。

 

とくに40代後半から50代前半は、老後のお金について急に心配になる年頃。

なので「老後とお金」のご相談は本当に多いのです。

(40代半ばまではみなさん、老後についてはけっこうお気楽に構えているのです)

 

 

老後にまつわるお金、離婚にまつわるお金、相続にまつわるお金…… みなさんのお金の悩みをきいていて痛感するのは、

お金=人間関係

お金の遣い方=人生そのもの

ということです。

電卓

「うん?この人、何を言ってるんだろう?」って、今は不思議に思うかもしれません。

 

けれどこの連載を読んでいくうちに「なるほど、そういうことだったのか!!」と合点がいくときがくると思います。

 

冒頭でも申し上げましたが、私の肩書きはマネーセラピストです。

この肩書きには、

ファイナンシャルプランナーとしてテクニック的な解決法をご紹介するだけではなく、相談者の心がラクになるアプローチで解決法を提示できる存在でありたい

という気持ちをこめています。

 

ですからこの連載も、読んだ方の心がラクになるものにしていきたい。

どうぞお付き合いくださいね。

 

さぁ、連載第一回では先月相談に来たK子さん(48歳専業主婦)を例にして〝キラキラ老後〟へのファーストステップをご紹介します。

 

★K子さん(48歳専業主婦)の相談内容とやってみた方法とは? 気になる続きは次ページで

K子さんは48歳の専業主婦。

ご主人(51歳)と息子さん(大学2年)娘さん(高校2年)の4人家族です。

 

K子さんも2~3年前までは、自分たち夫婦の老後をお気楽に考えて、夫が無事定年を迎えたら、あれもやりたいこれもやりたいと夢を膨らませていました。

 

 

ところが最近、テレビや雑誌で頻繁に組まれる「老後マネー」特集で「老後は夫婦で1億円が必要」とか「老後、貧乏(下流老人)になる人が多い」「介護による親子共倒れ」などの事例を目にする機会が増え、将来が不安になってしまった、と私のところにいらっしゃいました。

迷路を歩くお年寄りの夫婦

「老後のおカネって、本当は、どれくらい必要なんですか?

60歳で3000万円の貯蓄が必要とテレビでも言っているじゃないですか。

子ども2人を大学に行かせていたら、そんなの無理です。

夫の勤め先は中小企業なので、退職金だってけっして多い方ではないんです。

だから一生懸命切り詰めて、貯めなくちゃとは思っています。

でも具体的に何を切り詰めたらいいのか見えなくて、気ばかり焦っています。

 

家計簿をつけてみなくちゃって思うけど、そんなマメな性格だったら今頃こんなに焦ってるわけないですよね…。

 

あ、それと娘の大学への進学準備と70代になる私の親の介護が重なったら、どうしたらよいのでしょうか。

どちらもお金が必要なことですが、私のへそくりでは親の介護費用まで出せません」

 

 

もうあれこれと思い悩むことがいっぱいのK子さん。

まず問題を〝見える化〟してもらおうと、未来予想年表を作ってもらうことにしました。

 

そう、K子さんのような人がまずやるとよいのは、家計簿ではなく未来予想年表の作成なのです

未来予想年表とは将来起こりうることを年ごとに書き出した表で、どのような問題がいつ起きるのかが一目でわかるようになります。

 

年表にするのはこれからの20年~30年について。

・自分たちの年齢

・親の年齢

・子どもたちの学齢

を記入して、その年に何が起こるのかを書きます。

次に

・自分たちがやりたいこと

を盛り込んでいきます。

最後に

・このままの生活を続けていたら、貯蓄残高がどうなるのか

を予測して書きます。

説明しながら、一緒に書いていきましたが、K子さんは「今から何をしなくてはならないかが、分かってきました」と、そのまま対策も書き始めました。

  (単位は万円)

 

この年表で明らかになった驚愕の未来とは? 気になる内容は次回をお楽しみに!

●明るく気さくな人柄でギリコもすっかりファンになってしまった安田さん。

安田さんが所長の「元気が出るお金の相談所」↓

http://www.my-fp.net/voice/2016/03/voice-573.html

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