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「セックスレス、認知症予防、免疫力アップ。 加齢による悩みや不安にもミネラル!」/その「なんとなく不調」、ミネラル不足が原因かも?

年齢を重ねると、性欲の衰えや記憶力の低下など、日常生活の中で気になることが増えてきます。心身の健康維持、または病気の予防として、ミネラルが役立つこともあります。

【教えていただいた方】

登坂正子
登坂正子さん
医学博士。日本循環器学会認定循環器専門医。日本抗加齢医学会専門医。
公式サイトを見る

東京女子医科大学卒業。医療法人 淳信会 ホリスティキュア メディカルクリニック院長。米国コロラド州NTI認定栄養コンサルタント。米国PHYTOMEDIC LABS認定栄養&酵素セラピスト。産業医。 2014年、米国ベストドクターズ社日本支部から「医師が自分自身や家族が病気になった場合受診したいベストの医師」として、Best Doctors in Japanに選出される。

 

「セックスミネラル」と呼ばれるのは亜鉛とセレン

(イメージphoto/Womanizer Toys on Unsplash)

 

今、世の女性たちの間で、そしてOurAgeでも関心の高いテーマ「セックスレス」。

 

一般に、パートナーがいるのにセックスをしない、またはできない状態が半年以上続くのがセックスレスのひとつの目安といわれています。

そして、その原因はカップルによってさまざまです。

 

セックスレスの原因は、「夫婦としての信頼や愛情はしっかりあるものの、お互いを異性として見られなくなった」などの心理的な要素である場合もあれば、「仕事や育児に追われていて体力が残っていない」などの身体的な要素や、糖尿病などの病気が原因の場合もあります。

そして、それらが複数組み合わさっていたり、自分自身でも何が原因かわかっていなかったり。

 

セックスレスを解消する方法は、一概には言えませんが、食事に少し気をつけてみるのもひとつの方法です。

 

ミネラルの中には、別名「セックスミネラル」と呼ばれるものがあります。

 

ひとつは亜鉛。

 

亜鉛は新陳代謝に大きくかかわっていて、体がスムーズに働くための潤滑油のような働きをしています。

特に男性の精力増強に効果があります。

亜鉛は、精液を分泌する前立腺や精子を作る精巣にも多く存在して、男性ホルモンの合成や精子の形成にも関与しており、精液を作ったり精子が活発に活動できるよう促しています。

そのため亜鉛が不足すると、性欲減退や勃起障害を起こす可能性があるといわれています。

 

亜鉛が不足しがちなのは、アルコールをたくさん摂取する人。

 

アルコールを分解するために必要な酵素を作るのに、亜鉛が多く使用されてしまいます。

また、加工食品には、全体的に必要なミネラルが不足しており、加工食品に偏った食生活をしている人も不足しがちに。

 

ヘビースモーカーの人も煙草に含まれるカドミウムが亜鉛の吸収を阻害するので要注意です。

 

亜鉛は、肉や魚など動物性タンパク質の多い食品に含まれていることから、ベジタリアンなど動物性食品をとらない人も要注意です。

 

また、加齢により太りやすくなり、知らない間に糖尿病を発症している場合も要注意です。

 

■亜鉛を多く含む食品

牡蠣、牛肉、豚レバー、ラム肉、煮干し、ウナギ、カニ、高野豆腐、納豆、卵、ヘンプシード、カシューナッツなど

 

ビタミンCやクエン酸は亜鉛の吸収を高めてくれるので、これらの食品に柑橘類のフルーツや酢、梅干しを合わせると吸収率がアップします。

 

そしてセレンもまた男性に必要な「セックスミネラル」と呼ばれています。

 

セレンには抗酸化作用があり、血管の老化予防(動脈硬化予防)や、血液のドロドロ改善効果(抗凝固)があるといわれており、体内の若々しさ維持に重要なミネラルです。

 

また、セレンは精子をつくる際にも必要なミネラルで、精子の量や運動量を増加させる効果があることが知られています。

 

■セレンを多く含む食品

カレイ、アジ、牡蠣、サンマ、カツオ、アン肝、たらこ、干し海老、レバー(豚、鶏、牛)

 

セレンは過剰に摂取すると、胃腸障害、下痢、疲労感を起こすことがあるといわれていますが、食品に含まれているセレンは微量のため、通常の食事からとる分には、過剰摂取の心配はまずありません。

サプリメントからとる場合は、過剰にならないようにパッケージの用法用量を必ず守り、複数のサプリメントを摂取する場合にも成分を確認し過剰にならないようにしましょう。

 

女性の場合は更年期うつのために、セックスレスになる場合もあります。

その場合は、亜鉛・マグネシウム・カルシウム・鉄などのミネラル不足がないかチェックしてみましょう。

 

アルミニウムは避けて将来の認知症を予防

将来の健康不安として、認知症をあげる人は多いのではないでしょうか。

 

どうすれば認知症を防げるのか、まだわかっていないことが多いですが、もしそのリスクを下げられるのであれば、40代、50代から対処したいと思う人は多いでしょう? 

脳の機能の活性化に欠かせないDHAを多く含む、魚を意識して食べるというのもそのひとつでしょう。

 

また、認知症を発症する原因として、有害ミネラルのアルミニウムの蓄積も考えられます。

アルミニウムは脳の老化を加速させる要因があるともいわれますが、まだ詳しくはわかっていません。

 

アルミニウムはベーキングパウダーなどの膨張剤(アルミフリーのものを除く)、漬物などに使われる色止め剤、魚介の煮くずれを防ぐ形状安定剤、野菜の煮物などに使われる品質安定剤や着色料などに含まれています。

 

また、アルミ製の鍋やフライパンは酸に弱く、調理中に溶け出す危険性があるので、できれば使用しないほうがよいでしょう。

 

また、認知症の人には、マグネシウムはじめ、銅、鉄、セレンなどの不足が多くみられますが、アルミニウムの蓄積はマグネシウムを喪失しやすくなります。

こうしたミネラルは肉や魚などに多く含まれるので、欠乏しないよう若いうちから気をつけましょう。

 

免疫力アップに欠かせない亜鉛で、感染症予防

 

若い頃に比べて風邪を引きやすくなった、風邪が治りにくくなった、といったことを感じている人も多いでしょう。

 

加齢とともに免疫力は低下しがちです。

さまざまな感染症が心配される昨今、免疫力を上げて、感染症に負けない体をつくりたいものです。

 

免疫力をアップさせるには、ウイルスの侵入を防ぐ粘膜を保護する働きのあるビタミンAをしっかり摂取することが有効といわれます。

ビタミンAは、ストレスと戦うホルモンの生成にも関与し、NK細胞を活性化することで免疫力アップに役立ちます。

またビタミンAを活性化するためには、亜鉛も不足しないようにしましょう。

 

 

亜鉛は、ウイルスや細菌の侵入をブロックする粘膜を強化するだけでなく、侵入してきたウイルスや細菌が体内に入り込んだときに、攻撃する白血球の生成にも関与します。

 

また、亜鉛は新しい細胞やDNAの合成にかかわるので、免疫細胞や抗体の産生にも重要な働きをし、病気やケガの回復を早めてくれます。

 

そのほか、抗酸化力を持つセレンや銅も不足すると、免疫力の低下につながることがあります。

 

 

取材・文/瀬戸由美子

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