こんにちは。マドレーヌです。
昨年、東横線渋谷駅が閉鎖した時に、涙する鉄道マニアの姿をTVで見て「そんなものが名残惜しいんだ」とおもしろがっていたのに、なんと私にも似た状況がやってきました!?
念のために申し上げますが、私は、マニアではありません!たぶん。 それでも、しみじみ名残を惜しんだのは国立競技場(通称「国立」)です。
90年代にサッカーファンになり、国立にずいぶん通いました。日本代表、オリンピック代表、Jリーグ、高校サッカー、TOYOTA杯。
たまたま同世代女史ふたりに、国立最後の日の話をしたら、ふたりがまったく違う部分に激しく反応して、うらやましがられたので、初レポートしてみますね。
5月31日(土)国立競技場の最後の最後のイベント「SAYONARA 国立競技場 FINAL FOR THE FUTURE」に行って来ました。
ご存知の通り、国立は、この日で56年の歴史に幕を下ろし、7月から解体工事が始まります。
今度の東京オリンピックの前年、2019年に新・国立競技場が完成する予定だそうです。
イベント来場者は3万5000人だったそうですが、OurAge世代や、それ以上の年齢の方をかなり多く見かけました。
この日はサッカーのレジェンドや、ラグビーのレジェンド達の試合もあったし、私と同様、大人のほうが、思い出がたくさんあるのですよね、きっと。
さて、“まったくスポーツに興味のない女史友A”が反応したのは、ブルーインパルス!
東京周辺のみなさんは、目撃しましたか?
ブルーインパルスは、ガッキーと綾野 剛さんのドラマで身近になりましたが、航空自衛隊の精鋭によるアクロバット飛行チームです。
イベント当日、国立の上空を6機が、4回美しい軌跡を描いて飛びました。世田谷と豊島区上空で旋回したそうで、その周辺の目撃・撮影情報がツイッター等ですごかったらしいです。世田谷在住なのに見逃した女史友Aが、私の撮った写真を「世の中にアップされている写真より、ずっときれい」とほめてくれたので、図に乗ってアップします。
立派な一眼レフカメラを持ったマニアの方達に混じって、コンパクト・デジカメで必死に撮りましたよ。はい。
これをパソコンの待ち受け画面にしようかと思いましたが、マドレーヌの心の中のリトル・マド子に訪ねたら( ©本田圭佑)、「これ以上やるとマニアになります」と言ったので押しとどめました、はい。
さて、もうひとりの友人“スポーツ全般観戦好き女史B”にうらやましがられたのは、国立のピッチに降りたことです。
10年ほど前、サッカースクールに通っていた小学生の甥っ子を、国立で開催されたJリーグの試合に連れて行った時のことです。
試合中にちょっと大きな地震があり、甥に「もっと揺れたら、建物が崩れてきても大丈夫なように、前に走って芝生に飛び降りるからね」と話しました。地震は すぐに収まったのですが、思わず「Y君は、サッカーをがんばれば、これから高校サッカーとか、Jリーグとかで国立の芝の上を走れるのよ。いいなあ。私に は、もう、そんな機会がないから、今、本気で降りてみたい」と話したことを覚えています。
当時は、そんな機会が来るとは思いも寄らなかったのですが、この日のイベントの最後に、来場者全員が、芝生に下りることが許されました。
(もちろんトラックを走ってみている陸上好きの人もいましたが、私は芝一直線!)
初めて踏んだ国立の芝は、想像以上にふかふかして、ちょっとしっとりしていました。
しば~らく芝の上を歩いたり座ったりして満喫。ああ、最後に夢がかなったな~、としみじみ。
なじみの場所がなくなるのは寂しいですが、新しい国立競技場ができるのをわくわく待つのも楽しい時間です。