『一条ゆかりポストカードBOOK 塗り絵俱楽部』とは?
「一条先生の塗り絵があったら、ぜひやってみたい!」という非常にシンプルな動機からスタートしたこの企画。
企画が進行するにつれ、「たとえ塗り絵をしなくても、持っておきたいアートBOOKにしたい」「せっかくなら、実用的でもあるお得なものがいいかも」「今や1枚150円はするポストカードが40枚もついていたら嬉しいのでは?」といったさまざまな思いが駆け巡り、この形に落ち着きました。
「デザイナー」「砂の城」「有閑倶楽部」「プライド」といった名作の扉絵や、漫画雑誌の表紙として描き下ろした作品など、一条先生本人が選んだ美麗なるカラー原画20枚と、それを丁寧に再現した塗り絵が20枚、計40枚のポストカードをミシン目で切り離せる形で収録。税込み1980円です。
宛名面のワンポイントイラストにも、ご注目ください。
収録した絵についての思い出や、塗り絵をする際のちょっとしたコツを教えてもらった4ページの口絵もついています。
塗り絵のために100円ショップで買ったのは…
「こんなに小さくて細かくて、本当に塗り絵なんてできるの?」と制作途中で一条先生に心配され、確かに先生の絵は驚くほど繊細なので、私も作りながらドキドキしていました。
そして見本ができあがり、実際のポストカードの用紙に塗り絵をする日がやってきました!
塗り絵をすることに対するハードルをできるだけ下げたいと思い、まずは100円ショップで画材探し。
渋谷マークシティの1階にあるダイソーに行ってきました。(店舗によって取り扱い商品が違うと思いますので、その点はご了承ください)
48色クレヨンとか、金色銀色入色鉛筆(12色セット)とか、さまざまな色を組み合わせたイラストマーカー3本セットとか、色を塗るだけでもこんなにたくさんの画材があるんだと、まず感動。
しかも全部100円だなんて、ほんと、日本って素晴らしい。買い物天国かも。
迷いに迷って、購入したのが上の3点。
やっぱり色数は多いほど嬉しいなと思い、まず手にしたのは「1本で2色使える! ツイン色鉛筆(10本20色セット)」。
先生の原画(左)に対し、私の塗り絵(右)も、まぁまぁいい感じじゃないですか?(自画自賛)
「光が差す方向と影を意識すると絵に立体感が出る」という先生の教えを思い出し、肌の色など塗りすぎないように注意しました。今見ると、もう少し強めにお化粧をしてあげても良かったですね。
この色鉛筆の感想はというと、色のトーンがやや渋め。ピンクもコーラルピンクなので、もっと鮮やかな絵が描きたい人には少し物足りないかも。
でも金銀が入っているのはうれしいし、グリーン系の色が充実していて、これはもしや植物画などが多い大人の塗り絵事情に合わせているのか?なんてことを思ったりしました。
ダメって書いてるのに、水彩色鉛筆も使ってみた
次に使った画材は「水彩色鉛筆」。
「水にぬらせば水彩タッチに!」だけど、ぬらさなければそのまま普通の色鉛筆なので、やはりお得感でセレクト。
実は今回の塗り絵の紙は、ポストカードの厚みを重視したため、「※このポストカードの用紙は水彩画向きではありません。色鉛筆やカラーペンなどでお楽しみください」という注意書きを入れています。
なので、どれくらいダメなのか?を確認しようという気持ちもありました。
結果はこちら(下)。
日本画用絵具を使っているという先生の原画(上)には、そもそも足元にも及びませんが、水彩色鉛筆、まったくNGではなかったです。
水を吸収しづらいので、最初は紙がふやけて波打つのですが、乾くまできちんと待てば元通り。使い方次第ではいい効果が出せるかもしれません。(とはいえ推奨はしていないので、自己判断でお願いします)
原画にとらわれず、自由に塗るのもあり?
そして最後は「ダブル蛍光ペン パステルカラー」の5本だけで塗り絵に挑戦!
はい、完成!
原画と塗り絵はこちらです。
これ実は、「日本人って真面目だから、お手本があるとどうしても真似しようとして頑張るんだけど、全然うまく塗れなくてガッカリする」というスタッフの話から、いっそのこと原画の色を気にしないで塗ってみたらどうか?と思っての挑戦です。
蛍光ペンって、元の塗り絵のアウトラインがしっかり見えるので、自分が上手に描いたような気になるのがいいですね(笑)。こちらも肌を全部塗りつぶさないのがポイントだと思いました。
いや~、塗り絵、楽しいっす!!
先生が気にしていた「こんなに小さくて…」のストレスも全くありませんでしたよ。
収録されている20枚の原画は、表紙+裏表紙でご確認ください。
さ~て、次はどの絵に挑戦しようかな?
※『一条ゆかりポストカードBOOK 塗り絵俱楽部』について、販売書店など詳しくはコチラ。
2月5日(水)に同時発売!
電子書籍限定で同時発売される、待望のエッセイ第2弾『男で受けた傷を食で癒すとデブだけが残る たるんだ心に一喝!! 一条ゆかりの金言集2』(1760円)はコチラ。
先生の辛口っぷりが伝わる表紙ですね(笑)。詳しくは担当のふみっちーにバトンを渡します。
さらに! 新刊2冊同時発売を記念して、3月8日(土)にトークイベントが開催されます!!
詳しくはコチラでご確認ください。みなさまのご参加、お待ちしてます!
イラストすべて ©Yukari Ichijo