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アメリカ・カナダ 東海岸 紅葉クルーズ(その3)ケベック

吉田さらさ

吉田さらさ

寺と神社の旅研究家。

女性誌の編集者を経て、寺社専門の文筆業を始める。各種講座の講師、寺社旅の案内人なども務めている。著書に「京都仏像を巡る旅」、「お江戸寺町散歩」(いずれも集英社be文庫)、「奈良、寺あそび 仏像ばなし」(岳陽舎)、「近江若狭の仏像」(JTBパブリッシング)など。

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アメリカ・カナダ東海岸 紅葉クルーズ 

その3:カナダ・ケベック

 

こんにちは、寺社部長の吉田さらさです。

今回は、前回に引き続き、アメリカとカナダの東海岸を船で巡る旅の第3回です。

ボストンからノルウェージャン・ドーン号に乗り込み、途中で大嵐にも遭い、一番のお目当てだったプリンスエドワード島には上陸できず。けれど、その分船上生活を存分に楽しみながら、いよいよクルーズ最終日となりました。

船は海からセントローレンス川に入っているため、一昨日の大嵐がウソのように穏やかな航海です。岸辺の岸壁の紅葉を眺めながら、ゆったりとした船の旅。このあたりはフィヨルド地形なので、風景は変化に富みます。

朝食中に「まもなくザグネのノートルダム像が船の左手に見えてまいります」とのアナウンスが。しばらくすると、確かに岸壁の上に小さなマリア像が見えました。その瞬間、アベマリアの音楽が流れ、乗客の中には手を合わせる方もいました。わたしたちが、観音様に手を合わせるのと同じ感覚でしょうか。ちなみにザグネとは、本日の寄港地の名前です。

ザグネはケベックシティから200キロほどのところにある小さな可愛らしい町です。

港では、田舎風の扮装をした女性たちがお出迎え。ここはもうフランス語圏なので、「Bonjour Bienvenue!」です。この地方の特産物であるブルーベリーをたっぷり使った手作りパイをいただきました。素朴で美味しい!

フランス文化圏なので、カトリックの教会がいくつもあります。

内部見学もできます。華麗ですね。

さて、いよいよ下船日がやってきました。夜明けとともに、この絵のような風景が見えて驚きました!うっすらと雪化粧をしたケベックシティ旧市街。バルコニー付きの部屋に泊まっていてよかったと思えた瞬間です。ちなみにこれは、ケベックシティにとって今年初めての雪でした。

 

次ページからは、ケベックのご案内。

下船して観光バスに乗り込み、ケベックシティの美しさに驚愕しました。まるでパリみたい!そして、パリよりずっと道が清潔できれいみたい!この写真の紅葉の向こうに見えているのは、ここまで乗ってきたノルウェージャン・ドーン号です。

ケベックシティはメキシコ以北では、現存する唯一の城塞に囲まれた都市で、世界遺産にも登録されています。16世紀以降、フランスの植民地として開発されましたが、その後、イギリス領となりました。しかし、現在も住民の90%以上がフランス系で、フランス語が公用語となっています。なるほど、だからどこかパリに似ているんだな。

城壁に囲まれた旧市街のランドマークとなっているのは、この素敵な建物。フェアモント ル シャトー フロントナックという名前で、19世紀末に、フランスの古城を模して建てられたホテルです。泊まっていないのでわかりませんが、お部屋もクラシックな雰囲気、高台にあるので、眺めも素晴らしいらしいです。ホテル予約サイトを調べてみますと、この時は1泊2万円前後、思ったよりお手頃です。

 

ホテル内部。ゴージャスなお店がたくさん入っています。

 

 

こちらはパリの有名な教会と同じ名前のノートルダム大聖堂。壮麗な装飾に圧倒されます。

ケベックシティ発祥の地、プラスロワイヤル。中世ヨーロッパの雰囲気が漂います。

音楽を奏でてくれる市井のアーティストがそこここに。

プチ・シャンブラン通り。北米最古の商店街です。

雑貨屋さん、地元産の農産物を使った食料品屋さんなど、魅惑的なお店が並びます。

看板ウォッチングも楽しい。

 

ランチはケベック名物ミートパイをいただきました。

 

 

次ページでは、ケベック郊外をご紹介。

ケベックシティ郊外のモンモランシーの滝。ほんのちょっと車で走っただけで、こんな大絶景を見られるのもこの街の魅力のひとつです。ここは、紅葉の名所として知られる「メイプル街道」の起点でもあります。

オルレアン島もはずせません。セントローレンス川に浮かぶこの島はケベックシティと橋でつながっており、中心部から車で25分ほど。農業をなりわいにする人々が暮らす別天地のようなところです。おとぎ話に出てくるようなこんな家が森の中に点在しています。

地平線まで続くような紅葉風景。日本の紅葉も素敵ですが、こちらの紅葉はスケールが違いますね。

先ほど見たモンモランシーの滝が、ちょうど川の対岸に見えています。

お楽しみは、いくつもある農園とその売店めぐり。まずはリンゴ農園に立寄り、すこぶる美味なシードルやアップルバターを試食させてもらいます。試食したら、むろん買わずにはいられない。

カナダのお土産として大人気のメイプルシロップを作る農場もあります。

カエデの木に傷をつけ、このようにして樹液を集め、煮詰めるとシロップになります。カナダ産のメイプルシロップの大半はケベック州、とりわけここ、オルレアン島で作られています。

昔の農場の様子を知るための小さな博物館もあります。

農場内の紅葉。カエデの木は、ここでは農作物ですよね。

訪れたのはハロウィーンのシーズンだったので、珍しい形もカボチャもたくさん売られていました。

オルレアン島で手に入れた戦利品です。右からメイプルバター(メイプルシロップをさらに煮詰めてバター状にしたもの)、メイプルマスタード(メイプルシロップを混ぜたマスタード。ドレッシングやお肉のソースに)、アップルバター(リンゴとバターを混ぜて煮たもの。パンやお菓子に)、純正メイプルシロップ。どれもさすが原産地のものだけあって、ピュアな深い味がたまりません。もっといろいろ買えばよかった!

 

翌朝、ケベックシティからモントリオールに移動し、飛行機にて帰国。いろいろ楽しいことがありましたが、やっぱり、プリンスエドワード島が心残り。ボストンもケベックシティも、もっとゆっくり歩いてみたかった、モントリオールも観光したかった、ということで、近いうちにリベンジしたいアメリカ・カナダ東海岸の旅でした。

 

 

吉田さらさ

公式サイト

http://home.c01.itscom.net/sarasa/

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