中世の街並みが残るプラハ一人旅 ( 前編)

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寺と神社の旅研究家。

女性誌の編集者を経て、寺社専門の文筆業を始める。各種講座の講師、寺社旅の案内人なども務めている。著書に「京都仏像を巡る旅」、「お江戸寺町散歩」(いずれも集英社be文庫)、「奈良、寺あそび 仏像ばなし」(岳陽舎)、「近江若狭の仏像」(JTBパブリッシング)など。

こんにちは、寺社部長の吉田さらさです。

今月は、魅惑の街プラハを独り歩きするルポを二回に渡ってお届けします。

プラハに行くのは、この時が二度めでした。

しかし、一度目は、チェコを一周する忙しいツアーだったため、この魅力的な街をゆっくり歩く時間がありませんでした。

次に来る時は、プラハだけをじっくり探索したい。そんな念願かなっての、二度めの旅です。

まずは行き方から。

プラハへの直行便はないので、ヨーロッパのどこかの街から乗り継ぎます。

わたしは今回は、ウィーンから飛行機で行きましたが、鉄道を使うのもお勧めです。

空港から市内へは、バスもありますが、不慣れな国での一人旅なので、タクシーを利用しました。空港の到着ロビーにタクシー会社のカウンターがあり、そこでホテルの名前を告げて手配すれば、ぼられたり、変なところに連れて行かれる心配はありません。往復で利用すると割引になるクーポンもくれました。電話をすればホテルまで迎えに来てくれ、荷物も運んでくれて、とても便利でした。

ホテルは旧市街のど真ん中にある、Ventana Hotelを選びました。

場所が便利、シングル用のシンプルな部屋もある、超高級ではないが、なかなか雰囲気もよく、従業員はみんな親切。これだけ条件がよいのに、比較的お値段も手ごろ。女性の一人旅にお勧めです。ここを足場にすれば、ヴルタヴァ川(モルダウ川)の東側にある旧市街の観光地なら、どこでも歩いて行けます。川の西側のプラハ城なども、がんばれば歩けるし、トラムでも簡単に行くことができます。

プラハは世界中から観光客が集まる街で、その分、スリなども多いということですが、親切な方も多く、ちょっと道を尋ねると、スマホでわざわざ調べて教えてくれることがよくありました。簡単な英語も通じやすいです。貴重品にさえ注意していれば、街歩きはそんなに大変ではありません。さあ、出かけましょう。

ホテルはティーン教会というゴシック様式の美しい教会の裏手にあります。この教会は旧市街広場の一隅にあり、その広場自体が観光スポットです。

旧市街エリアには、さまざまな様式の建物が並んでいます。

ロマネスク、ゴシック、ルネサンス、アールヌーヴォー、アールデコなど、時代ごとに異なる様式の建物がきれいに残っているのがプラハの一番の魅力。そのため、ただ散歩して写真を撮るだけでも、十分に楽しめます。

街の真ん中を流れるヴルタヴァ川は、モルダウ川という名前で世界的に知られています。チェコの国民的な作曲家による交響曲「モルダウ」でも、おなじみですね。ヴルタヴァ川にはいくつもの橋が架かっており、その中でももっとも有名なのが、このカレル橋です。観光名所としても大人気で、それだけ人が多く、したがってスリも多いので、渡る時は貴重品に注意。

橋の両側には、それぞれ15体、全部で30体の聖人の像があります。どれも精巧に作られた素晴らしい彫刻作品。プラハは街のすべてが野外美術館のようです。

 

次ページに続きます。

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第92回
中世の街並みが残るプラハ一人旅 ( 前編)


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