「天高く馬肥ゆる秋」
お出かけによい季節が巡ってまいりました。
日本を訪れる外国人観光客の方が
年々増加していますね。
外国人観光客の中でも人気スポット「浅草」
いつも混んでいて、
もう何度も訪れているし、
行こうと思えばいつでも行けるので、
と、すっかり足が遠のいていました。
たまさか足を運ぶ機会に恵まれ、
「観光名所・浅草」を
隅から隅まで楽しんでまいりました。
まずは、食欲の秋を楽しみます。
私にとっての浅草のお食事と言えば、天丼。
天丼といえば、の「大黒屋」さんに。
この日も開店よりずっと混んでいました。
残さずペロリといただきます。
お腹も満たされたところで、いざ浅草散策に!
実は、かねてより「行ってみたい!」
と思っている場所がありました。
<伝法院通り>です。
歌舞伎狂言作者で有名な
河竹黙阿弥(かわたけもくあみ)は、かつて
浅草寺境内の末寺・正智院に住んでいたそうです。
代表作は、
「青砥稿花紅彩画(あおとぞうしはなのにしきえ)」
通称〈白浪五人男〉です。
そうです!
伝法院通りでは、「白浪五人男」に会えるのです!
日本屈指の盗賊軍団「白浪五人男」
五人とは、
①盗賊の首領・日本駄衛門(にっぽんだえもん)
②女形
弁天小僧 菊之助(べんてんこぞう きくのすけ)
③神出鬼没・忠信利平(ただのぶ りへい)
④最年少・赤星 十三郎(あかぼしじゅうざぶろう)
⑤元漁師の船強盗・南郷 力丸(なんごう りきまる)
歌舞伎座で観た舞台を思い出します。
花道に五人衆が勢ぞろい。
名高い七五調の名台詞。
ラストの殺陣も格好良く、
若手役者さん活躍、見応えたっぷりの舞台でした。
いつも歌舞伎に結びつけてしまいますが、
浅草でも五人に会えて、大満足。
<伝法院通り>は、
雷門より続く仲見世柳通りと六区通りの間。
200m程の通りに魅力あふれる店舗が並んでいます。
皆様も浅草にお出かけの際には、
お写真参考の上、
是非とも五人を探してみてください。
「白浪五人男」のことをご存じなくても、
「あ、こちらに!」「あら、あちらに!」と
楽しむことができると思います。
さらに、通りには「鼠小僧」も潜んでいます。
伝法院通り以外にも
あちらこちらに楽しいお店を発見します。
気になるお店に立ち寄りながら歩いていると、
<たぬき通り>に着きました。
近隣にお住まいの知人から
「浅草では、ここが気に入ってるの」
と、紹介してもらった場所です。
通り両脇の街路灯の祠に12匹の「ご利益たぬき」
なでると招福、開運などのご利益があるとのこと。
毎月第3日曜日は、「願かけたぬきの御縁日」
たぬき通り商店会の各お店より
ちょっとした嬉しいサービスもある様です。
なにゆえ、浅草にたぬき?
たぬき通りの由来は、こちらをご覧ください。
tanuki-dori.com/
皆様にも、たぬきさんからのご利益があります様に。
更に歩いていますと、いい香りがしてきました。
揚げたての黒毛和牛カレーパン。
迷わず、購入しました。
久方ぶりの浅草は、
変わらぬ良さに新しい良さも加わり、
楽しめる場所が沢山ありました。
じっくり回ると、面白い発見の連続です。
すっかり浅草通になった気分で、帰途に着きました。
昨今の私。
ご縁あって、観光スポットへ足を運ぶ機会が
増えています。
浅草・大黒屋
www.tempura.co.jp/
伝法院通り
www.denbouin-dori.com/midokoro/shiranami5.html
浅草・豊福
toyofuku-curry.com/