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【広島発】広島県産の春牡蠣を贅沢に使用した、旨味たっぷり「広島オイスター」

山田玲子

山田玲子

料理研究家

浜田山・麹町にて料理教室「Salon de R」を主宰。女性の美と健康を考えた、おしゃれなメニューを数多く提案する。

また、「食することは人の輪なり」をモットーに、国内はもとより、NYやヒューストン、スペイン、韓国、シンガポールなど、海外でもレッスンを開催。各地で食を通じて人々と交流を深めている。

近著に全文英訳付きレシピ本『おにぎりレシピ101』(ポット出版)がある。

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小麦粉、添加物不使用のさらりとした「広島オイスター」

 

日々、料理に使用する調味料はいろいろありますが、私の場合、オイスターソースは中でもよく使う調味料のひとつです。青椒肉絲や回鍋肉、焼きそばなど、中華系の料理に欠かせません。

 

メーカー、商品によって、それぞれ特徴がありますが、牡蠣の旨味と甘みが凝縮した、ふわーっと鼻をくすぐるような独特の香りはオイスターソースならでは。食欲をそそりますよね。

 

先日、生徒さんから「広島オイスター」というオイスターソースをいただきましたのでご紹介します。初めて使いましたが、いつも使用している、オイスターソースとはちょっと違って、とろみがあまりなく、さらりとしています。

 

オイスターソースの製法は、牡蠣のゆで汁を煮詰めて濃縮した液体に、砂糖や塩、酢などを加え、小麦粉などでとろみをつけるというのが一般的です。

 

一方、この広島オイスターは、小麦粉も使用していないのでさらりとしています。原料は牡蠣と藻塩のみ。化学調味料などの添加物も一切使用していません。芳醇な牡蠣の旨味をストレートに味わうことができます。なんと1本あたり約30個もの牡蠣を、贅沢に使用しているというから驚きです! 牡蠣はもちろん、使用している塩も、原料はすべて広島県産です。

広島オイスターソース

広島オイスター/政之助商店

 

お皿に少量出してみると、一般的なオイスターソースとの違いがよくわかります。

(上)広島オイスターソース(下)オイスターソース

上が広島オイスターソース、下が普段使用しているオイスターソース。比べると、広島オイスターソースがさらりとしているのがわかります

 

 

広島オイスターを製造、販売している「政之助商店」は、明治の中頃に缶・びんの製造技術を取得し、明治31年(1898年)に漬物や佃煮のびん・缶詰の製造販売を、広島で初めて開始したという老舗です。

 

このオイスターソースがこんなにも風味豊かなのは、長年、缶詰の製造で受け継いできた独自製法で、牡蠣のエキスを抽出しているからだとか。牡蠣は広島県産100%の春牡蠣で、身の大きいものを使用しています。

 

びんのふたを開けると牡蠣の香りがふわっと立ちのぼります。甘さは控えめ。上品な魚介の味がしっかりと感じられて、一度使ったらやみつきになります。しっかりとした旨味があるので、少量加えるだけで、料理にぐんとコクが出ます。忙しいときには冷蔵庫にある野菜を、広島オイスターを加えて炒めるだけで、おいしいおかずになりますよ。

 

新じゃがいものおいしい時期ですので、今日はこんな料理はいかがでしょうか?

 

牛肉と新じゃがいものオイスターソース炒め

牛肉と新じゃがいものオイスターソース炒め

【材料】(作りやすい分量)

新じゃがいも:3個
牛ひき肉:150g
油:大さじ1
砂糖:大さじ1と1/2
みりん:大さじ2
しょうゆ:大さじ1
広島オイスター(オイスターソース):大さじ1と1/2
バター:10g
塩・こしょう:適量

 

【作り方】

①新じゃがいもは皮付きのまま使用。小さいものは丸ごと、大きいものは半分に切る。

②鍋に油を入れ、牛ひき肉を炒める。ひき肉の色が変わったら、①のじゃがいもを加え、砂糖・みりんを加える。ひたひたの水(材料外)を加えてふたをして15分煮る。

③さらに、しょうゆを加えて5分煮る。

④最後に広島オイスター、バターを加え、少しとろみがつくまで煮詰める。

⑤塩・こしょうで味を調える。

 

 

新じゃがいもの素朴な味わいと、広島オイスターの濃厚な旨味がよく合います。どうぞお試しください!

 

 

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