食べた量と動いた量のバランスが崩れ、エネルギーが余ってしまうと脂肪を溜め込む原因に。移動に階段を使ったり、よい姿勢を保つといった効率のよい消費を心がけましょう。
内臓脂肪を落とす運動ルール
エネルギーを使いきる
筋肉量が少ないと脂肪は落としにくいもの。余ったエネルギーが体内で脂肪にならないために、効率よい消費と育筋を。
エネルギーをちょこちょこ使う
エネルギーを余らせないためには、生活しながらエネルギー消費を増やすこと。これは基本中の基本。
エスカレーターは避けて階段を使う、電車やバスに乗ったら空席を探すのはやめて立っている、1駅だけでも歩いてみる、など。少しの工夫が内臓脂肪燃焼に。
よい姿勢を保つ
在宅ワークが長くなり、猫背で仕事をしている人が増えたといいます。
よい姿勢を保つことは、エネルギーを使うだけでなく正しく筋肉を使うこと。内臓脂肪にも絶大な効果があります!
監修
横山裕一さん
Hirokazu Yokoyama
1959年生まれ。慶應義塾大学保健管理センター教授。医学博士。当初、アルコール代謝を研究、米国留学中、アルコール脱水素酵素(ADH7)の遺伝子解析に従事。本センター異動後は、飲酒を含めた生活習慣、メタボリックシンドローム、脂肪肝などをテーマに数々の研究成果を報告。著書に『こうして落とす! 女性の内臓脂肪』(PHP 研究所)
栗原 毅さん
Takeshi Kurihara
1951年生まれ。栗原クリニック東京・日本橋院長。医学博士。日本肝臓学会専門医。治療だけでなく病気予防にも力を注ぎ、わかりやすい生活習慣指導に定評あり。肝臓専門医の視点を生かした消化器疾患、糖尿病、高脂血症、脂肪肝、内臓脂肪、肥満などに関する著書多数。クリニックは連日、健康を気遣う中高年で満員に。
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イラスト/かくたりかこ 構成・原文/蓮見則子