HAPPY PLUS
https://ourage.jp/karada_genki/more/307871/

女優アンジェリーナ・ジョリーさんも!話題のHBOC(遺伝性乳がん卵巣がん症候群)とは?/乳がん検診の疑問

数年前、女優アンジェリーナ・ジョリーさんの告白から日本でも広く知られるようになったHBOC(遺伝性乳がん卵巣がん症候群)。どんなリスクがあるの?

 

Q. HBOC(遺伝性乳がん卵巣がん症候群)について教えて!

A. 乳がんや卵巣がんを高い確率で発症します

女優アンジェリーナ・ジョリーさんが告白して話題になったのがHBOC(遺伝性乳がん卵巣がん症候群)です。HBOCとは、BRCA1かBRCA2という遺伝子の変異が原因で、乳がんや卵巣がんを高い確率で発症する遺伝性腫瘍のこと。乳がんの原因の多くはエストロゲンの影響や生活習慣などが関係していますが、遺伝性、家族性の乳がんもあります。

 

「遺伝性、家族性の乳がんは、乳がん患者の約5~15%といわれています。血縁者に乳がんか卵巣がんの人が複数いたら、乳腺外科で相談してください。全国のがん診療拠点病院には、遺伝カウンセリングを行う遺伝相談窓口も設置されています」

 

 

Q. HBOCだと必ず乳がんや卵巣がんが発症するの? 確率はどのくらい

A. 乳がん約50~90%、卵巣がん約20~60%の確率とされています

「日本で1年間に乳がんと診断される女性の数は約9万人を上回り、そのうち5~15%が遺伝性の乳がんといわれています。遺伝性の乳がんの中で最も頻度が高く、よく研究されているのがHBOC(遺伝性乳がん卵巣がん症候群)です。

 

HBOCの人は、比較的若い年齢から乳がんや卵巣がんを発症する傾向があり、生涯で乳がんになるリスクは約50~90%、卵巣がんは約20~60%の確率だと報告されています」

 

 

どんなリスクが?

BRCA1、またはBRCA2遺伝子に変異があると、変異がない場合に比べて次のようなリスクがあります。

  • ・乳がんの発症リスクが6~12倍に高まる
  • ・若い年齢での発症(40歳未満での発症)が多い
  • ・両方の乳房にがんができやすい
  • ・卵巣がん(卵管がん・腹膜がんを含む)の発症リスクが高まる
  • ・すい臓がん、男性の乳がん、前立腺がんの発症リスクが高まる

 

 

お話を伺ったのは

戸崎光宏
戸崎光宏さん
相良病院放射線科部長
公式サイトを見る

1993年東京慈恵会医科大学卒業。ドイツ・イエナ大学留学、亀田総合病院乳腺科部長、相良病院附属ブレストセンター放射線科部長を経て、現職。2018年より昭和大学医学部放射線医学講座客員教授を兼務。NPO法人乳がん画像診断ネットワーク(BCIN)理事長

 

 

構成・原文/増田美加

 

 

この特集も読まれています!

子宮筋腫特集~症状から治療まで
フェムゾーンの悩み解決
ツボ・指圧で不調を改善
40代からでも「絶対痩せる」
広瀬あつこさんの「若返りメイク」
閉経の不安を解消

今すぐチェック!

人生後半戦は歯が命。「歯とハグキのケアがしやすくなるハブラシ」でセルフケアにぬかりなし!

人生後半戦は歯が命。「歯とハグキのケアがしやすくなるハブラシ」でセルフケアにぬかりなし!

supported by 花王
<前の記事

<前の記事
第7回/日本人に多いというデンスブレスト(高濃度乳房)の問題点は?/乳がん検診の疑問

次の記事>

次の記事>
第9回/HBOC(遺伝性乳がん卵巣がん症候群)とわかった場合に受ける「造影乳房MRI」検…

この連載の最新記事

HBOC(遺伝性乳がん卵巣がん症候群)とわかった場合に受ける「造影乳房MRI」検査とは?/乳がん検診の疑問

第9回/HBOC(遺伝性乳がん卵巣がん症候群)とわかった場合に受ける「造影乳房MRI」検査とは?/乳がん検診の疑問

女優アンジェリーナ・ジョリーさんも!話題のHBOC(遺伝性乳がん卵巣がん症候群)とは?/乳がん検診の疑問

第8回/女優アンジェリーナ・ジョリーさんも!話題のHBOC(遺伝性乳がん卵巣がん症候群)とは?/乳がん検診の疑問

日本人に多いというデンスブレスト(高濃度乳房)の問題点は?/乳がん検診の疑問

第7回/日本人に多いというデンスブレスト(高濃度乳房)の問題点は?/乳がん検診の疑問

この連載をもっと見る

今日の人気記事ランキング

今すぐチェック!

OurAgeスペシャル