「薬より養生」
言葉は聞いたことあるけど
でも、「養生 ようじょう」ってなんだろう?
漢方薬剤師・漢方ライフクリエーターの
樫出恒代です。
病氣になってから
薬を飲んで治すより、
普段から心身ともに健康で
病氣にかからないように
「養生」すること、が大事
そんな考え方が
東洋医学の根本にあります。
漢方カウンセリングのなかで
しっかり「養生」しようね!
と、お話しすることが
しょっちゅうあります。
「養生」というと=ゆっくり休むこと
と、思う方も多いのですが、そして
それも時には必要ですが、
「養生」=休むこと
だけではありません。
本来の自分の身体が持っている
自然のちからをしっかりひきだして
自分らしく
生きること
〈生きていく力を養うこと〉
身体の声に耳を傾けて
できるだけ
身体の声の要求にこたえてあげることが、
〈養生〉
お腹すいたーご飯を食べる?
喉が渇いたーお水を飲む
疲れたー休む
眠いー寝る
目が疲れたーパソコンを休む
悲しいー(;_;)泣く
うれしいー笑う
楽しいー歌って踊る
肩がこるー身体を動かす、などなど
。。。。
養生する上で知っておきたい「漢方のピラミッド」とは?
漢方のピラミッド
この漢方ピラミッド
いちばん大事なところが、
いちばん下。
1、思い・意識・氣づき
本当の健康とはなんだろう?
元氣って何だろう?
今の症状は何が原因なのか?
そして、何を意味しているのかな?
さらには、
自分らしく生きていくってどういうことだろう?
と、思い(考え)
意識しつつ、
そして、何かに氣づくこと
それだけでも、
変化はおこる
漢方薬、飲まなくても。
2. 生活・習慣を見直してみる
夜更かししてないか?
ぐっすり眠れているか?
季節に合わせて、生活している?
運動はしている?
仕事とプライベートのバランスは?
ストレスレベルはどれくらい?
3. 毎日の食事・飲み物も見直す
お腹がすいて、美味しく食べているか?
冷たいものを摂りすぎていない?
バランスよく食べている?
旬の食べ物を選んでいる?
自分で作っている?
「氣」の入ったものを食べている?
自分の毎日、身の回りのこと、
習慣、食べるものや飲み物、
そして、自分自身を見直すことで
ひとつでも
変化し、動いてくると
身体は変わってくれるはず、
健やかに。
それでもダメなときもある、
そんな場合は、
4、漢方のお茶、を試してみる。
そこまでが、
自分でできること
すなわち「養生」です。
ここまでで、
毎日の生活でできることは、たくさんある。
きちんと養生すると、漢方の効き方も変わります。
そのうえで、
自分の症状に合う「漢方薬」を
飲む。
「養生」というベース、土台が
できているから、
漢方薬も、早くよく効いてくれる。
根っこがしっかりしていたら、
更年期のような大波がきても
老年期という大雨が降ってきても
大きな嵐のような
ストレスが襲いかかってきても
倒れずに
立っていられる
笑顔でいられる
そんな自分でいたいものです
「自分の魂が喜ぶことをしてね」
漢方カウンセリングでの
養生の話は
これです。
自分が何をしたら
魂が喜ぶのか
だれでもない、「自分の今」に氣づいてください。
まず「養生」
まず「自分」
たいせつに。
「養生」であなたの毎日がさらに輝きますように!
注:漢方薬については
漢方専門の医師や漢方薬剤師
漢方アドバイザーなどにご相談・
カウンセリングの上お飲みください。
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