更年期の不具合は、70歳を超える頃に現れる本格的な不調や病気の予兆。
不具合の根本原因である"冷え"を解消する、漢方生活を始めましょう!
自分に目を向けていたわれば、体と心が変わるのを実感。自信がついてきます。
前回ご紹介した「3つの「首」を温める」にはじまり、日々の生活で実践した「漢方」の心がけをご紹介します。
70歳で泣きを見ないために、今日から漢方生活
食事を見直す
冷える飲みものに注意
体を冷やす食べものが一概に悪いわけでありませんが、要注意。体を冷やすコーヒーは、活動量の多い日中に。朝は体を温める紅茶やスープを。暑くても、ビールをあおるのは避けて。
不調の理由を知る
漢方ダイアリーをつける
天気や湿度、その日の行動によって変化する体調。天気と気温、湿度、体調などを簡単に記録しておくと、どんなときに症状が出やすいかがわかるように。体と心のクセがわかると、予防も可能になります。
冷えない体づくり
下半身を鍛える
体の熱を生み出す役割を担う筋肉。冷え症の更年期女性の多くが運動不足で、筋肉量が不足。大きい筋肉がついているヒップ、太もも、血流の要となるふくらはぎを鍛えることで、熱を生み出せる体に。
ウォーキング
下半身を鍛えるのに、最も重要な運動はウォーキング。背すじを伸ばし、下腹部を引き締め、大きな歩幅で毎日
20分以上歩いて
スクワット
太ももとヒップを同時に鍛えられるスクワット。足を肩幅に開き、腕を前に出しながら、太ももと床が平行になるまで腰を落とします。汗ばむまで繰り返して
つま先立ち運動
ふくらはぎを鍛えるつま先立ち運動。背すじを伸ばして真っすぐに立ち、かかとを上げ下げ。エレベーターや電
車を待っているとき、ちょこちょこ行って
南雲久美子さん Kumiko Nagumo
漢方医学専門医。目黒西口クリニック院長。
杏林大学医学部卒業。北里研究所附属東洋医学総合研究所で東洋医学を学び、東西医学を融合した治療を行う
撮影/鈴木康久(千代田スタジオ) イラスト/内藤しなこ 構成・原文/小田ユイコ