アラカン仲間の皆さま。最近、自分、変わったな〜と感じることって何がありますか?
私は、体力・気力の衰え、体調の不安定はもちろんですが、物ごとの好みなんかにも変化が訪れている気がしています。
このあいだのGWに、お洋服の棚卸しというか、クローゼットから服を全部出してみて、全体像を見てみる(つまり、あまりに多すぎる、洋服が好きすぎるので、減らしていこうキャンペーン)というのを実施。
そうしたら、以前は「これからも着る OR もう着ない」で処分を選べたのが、「これからも着たい気持ちはある、BUT もやもやもや〜(心象風景)」という状況に陥るブツが多くなってきて、お片付け基準になにか変化を感じたんですね。
好きなもの、着たいものを着るという主義は変わらないとして、毎年変わる気分の変化とは違う、根本的な何か。
言ってみれば「もう気持ちのいいものしか着たくない」みたいな。たとえ、どんなに好きなものでも。かわいくって好きなんだから、多少のことには目をつむって着ちゃうも~ん、だったこの私が・・・・・・。
そんなアラカンスージーの元に届いたのが、コレです。
本日ご紹介するのは、OurAgeでもお馴染み、スタイリスト・地曳いく子さんの新刊『60歳は人生の衣替え』。
なんと、タイムリーにGWで感じた私の「なんかな〜」に寄り添ってくれた一冊でした。私たちの目の前にある「変化」とどう向き合っていくか、いく子さん流のヒントがてんこ盛り。
本の「はじめに」で、いく子さんは言っています。
「50代までは、まだ変化に対して、工夫や気力でどうにかこうにかあらがって生きることができた。でも60代からは無理をせず、変化を受け入れて、流行りの言葉で言えば”持続可能”な生き方をすることが、自分にとっても周りにとっても大事なんじゃないだろうか、と。」(『60歳は人生の衣替え』より)
私が、まだ着たい洋服に感じた「もやもやもや〜」は、自分にとって”持続可能”じゃないよね~という気づきの信号。そーだったのか~。冒頭で、お悩み一個、解決です。
さらに、続けていく子さんは言います。
「季節が移り変わるように、人生も夏から秋、秋から冬へと移り変わっていくのではないでしょうか。季節の移り変わりに逆らうことはできないように、いくら嘆いてみても人生の季節に逆らうことはできません。(中略)季節が変わったら何をすればよいのでしょう? それは、衣替えです。」(『60歳は人生の衣替え』より)
じゃあ、どうやって「人生の衣替え」していけばいいですか?
その答えが、この一冊に。
ではでは、著書の中からスージーの心に特に響いたワードをいくつかご紹介。
・ときめくけれど着られない服
・限りあるおしゃれパワーを「自分を上げる」ということだけにそそぐ
・「30年前からタイムスリップしてきた人」になっていませんか?
・ベーシックもの選手交代
どんな文脈で、これらが出てきたか、気になるでしょう??
おしゃれだけでなく、メンタルの衣替えについてもアドバイスもらえますよ〜。
ぜひ、お手にとってお読みくださいませ。
●絶賛発売中!
『60歳は人生の衣替え』 地曳いく子 著 1540円/集英社
「歳なんて単なる数字」と粋がっていた著者さえ、還暦を過ぎれば、朝起きれば節々は痛み、女性ホルモンの枯渇からか気分まで鬱々。さらにはコロナ禍の自粛生活で完全なる運動不足に! では、頑張って年齢に抗う? いえいえ、これから必要なのは、季節の移り替わりを受け入れてその季節を楽しむということ。おしゃれも生き方も“衣替え”して、Over60からの「季節」を楽しみませんか?