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BEAUTY IS ONLY SKIN DEEP

柘(つげ)いつか

柘(つげ)いつか

作家。東京都生まれ。
『一流のサービスを受ける人になる方法 極(きわみ)』(光文社)が好評発売中。ベストセラーとなった『別れたほうがイイ男 手放してはいけないイイ男』『成功する男はみな、非情である。』はアジア各国で翻訳された。テレビのコメンテーター、トークショー、企業セミナーのプロデュースも行っており、世界50カ国以上を訪れ、各国・各界に多彩な人脈を持つ。日本アカデミー賞協会会員。

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今年知り合った、1番素敵な女性をご紹介したいと思います。

 

レブロン株式会社の社長で、長年にわたり美容関係と仕事とプライベートで海外を飛び回る生活を送られている、菅野沙織さんです。

「趣味は世界旅行とラグジュアリーなホテルに泊まること。華やかで美しいものが大好き」な菅野さんが、私に教えてくださった言葉がこちらです。

 

Beauty is only skin deep(美しさはしょせん皮膚の薄さだけである)

 

つまり、そのもっと奥にあるものが大切、という意味です。

 

菅野さんいわく、

「私は一般的には平凡な顔なので、子供の頃から母が『あなたは個性と、あなた独特のスタイルを表現して生きていきなさい』と私をしつけてきました。

なので3歳の頃から、一般の女の子が着るような服ではなく、黒のシルクに赤いバラ模様のワンピース、花のついた黒い帽子、赤いロングブーツなどを身に着けていました。

また中学生から、今の黒髪ロングのストレートヘアはそのままです。私の丸い顔にはショートは似合わない、という母のアドバイスと、日本的な顔の私が国際的な生き方をしてきたので、日本人女性としてのアイデンティティを表現することが、一つの自己マーケティング・アドバンテージ(優位)でもあったと思います。

18歳の頃、私の唇の輪郭がぼんやりしていたので、母がワイン色のリップライナーと口紅を買ってくれ、週末はそれを塗って顔の印象をしっかりさせるようにと言ったものです。今でもヘアスタイルを変えたいと思うことは一度もありませんし、奥二重の切れ目の目元を表現する、メイクアップも変えるつもりはありません」

こちらは菅野さんの子供時代の写真。

 

幼い頃から菅野さんにアドバイスされてきただけあって、今年89歳になられるお母様は、ご自身もとてもお洒落。

毎朝ファンデーションを塗り、真っ赤な口紅をつけ、爪には薄いパールピンクのマニキュアを塗ることを日課にされています。自分の見え方、演出に気を配ることは、自分への自信につながるからだという信念を持たれています。

 

また菅野さんは、海外出張などに行く際に、世界レベルのアーティストや学者、マスコミから声を掛けられることが多く、友人が増えたそうです。その際、

「なぜ、私に声をかけてくれたのですか?」

と聞くと、大概の人が、
「なぜなら君は、自信とオーラに満ちて、生き生きと美しく、楽しそうな表情をしているからだよ」

と、返答されるとか。

 

この誉め言葉は生涯の大切な励ましとなっており、skin deepよりもっと大切なのは、深い部分から発する個々の美しさや自信、優しさなのかなと感じたそうです。

こちらは2011年にお母様と旅行された、ベニスの仮面祭りでのスナップ写真。
この直後、イギリスのテレビ局から「素敵なコートの親子なので」と取材を受けたそうです。

 

また、以前、お母様と一緒にタヒチを旅行した時のこと。

ホテルのビーチサイドのレストランで、ゴーギャンの『タヒチの女』を思わせるようなウエイトレスがオーダーを取りに来ました。美しいパレオに身を包み、長い黒髪に花を飾った、ぽっちゃりしながらも華やかな女性で、お母様はすぐに、

「あなたはなんてゴージャスでエレガントなの! 美しいわね」

と、褒めたのです。そのウエイトレスはほほを赤らめて、謙虚に喜んでいました。

 

それ以来菅野さんも、ちょっとしたことでも必ず言葉をかけるようにしているそうです。

 

「褒め言葉を言葉にしてあげることは大切。彼女はきっと、この言葉を一生忘れずに、自信に変えて生きていくから」

 

褒め言葉の効果を自身でも体験してきたし、地球上の人々にも元気と自信を与えることができると信じているからで、欧米で同じ経験をした私も、それには同感です。

 

美しくあること……皮膚レベルでは素晴らしい化粧品がたくさんありますが、他とは違う自分らしさを表現することと、ほかの人にはない自分の自信を積み上げていくことによって、その人の輝くオーラが見えてくるのだと思います。

 

いつか

オフィシャルサイト   itsuka-k.com

 

 

 

 

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