これは相当恥ずかしい話なんだけど、結婚式の時、出席者はご祝儀を出しますよね。出すんですよね~(泣)
聞いた話だと、北海道の若者の結婚式ではご祝儀なしっていうのもあるらしいんだけど…一応一般常識では、出すのが世界常識ですよね〰️〰️(泣)(泣)
しかしながら若い頃の一条は、それを知らなかった!!
田舎育ちで、結婚式に出た経験もなく10代で東京に出てきて、そういうお作法を…知らなかったんですぅううう〜(泣)
いいですよ。好きなだけ笑って罵ってください。無知だったんです!(過去形のところが我ながら見栄っ張りですね)
それである時、自動車教習所で知り合った友達の結婚式に呼ばれて行ったんだけど、ご祝儀を出さないで、ただ飯を食べて帰って来ました。ほぼ無銭飲食ですね。
じつは黒柳徹子さんもご祝儀のことを結構な年まで知らなかったらしくて、前にテレビでその話をしておりました。だれも何も言ってくれなかったから知らなかったって。私もまさに同じだったの。
こういう風に「私だけじゃないもん!」って、いちいち言い訳する見苦しさが、私って本当に小物だなあと、思いますです(泣)
ある時、友達と話しててご祝儀のことを知りました。あああひぇぇぇ〰️〰️絵に描いたような後の祭りでありました。
「お葬式のお香典は知っていたけれど、結婚式もお金を出すの!?」って。まあね、漫画家って大抵非常識だと思われてるから逃げ切れるんだけど、やっぱコレはさすがにまずいでしょう。
一般常識を知らなかった無知な己に、すごく恥じ入ったお話でした。
私はね、「ご祝儀のことは知っています。でも、そういうのは好きじゃないからやりません」っていうのは、いいと思うのよ。恥ずかしくない。でも、知らないでやらないのは、本当に恥ずかしい。とくに一般常識を知らないって、日本国民として言い訳ができない!
無知をさらけ出すようなものだから、恥ずかしさも倍増ですよ。
そして、ご祝儀のことは、テレビでやってたかもしれないし、友達の話をよく聞いていたら、気づいたかもしれないけれど、きっと自分が興味ないからスルーしてたに違いない!!
だから、人の話を聞く時は、「その話、私興味ないわ」と思う前に、まずは聞こう!!そして聞いて、知った上で、「興味がないわ」と判決をくだす。これが大事です。
自分の間口を広くもっておくことで、人間性も知識もきっと豊かになると!我が経験を通してお伝えいたしました。
以上!過去の恥をメシの種にする、転んでもただでは起きない一条でした。
「プライド」集英社文庫<コミック版>
取材・文/佐藤裕美