ニュージーランド旅南島編その2
ダニーデンで建築ウォッチングと渓谷鉄道
ダニーデンはニュージーランド南島の南東にある歴史的な街。1860年代、この地方で金鉱が発見され、ゴールドラッシュが巻き起こりました。そのころから、この街は急速に発展したのでした。
スコットランドからの移民が多かったため、この街では、19世紀末から20世紀初頭の建てられたスコットランド風の堂々たる建物が多く見られます。わたしは2年ほど前にスコットランドに行きましたが、確かに、スコットランドのグラスゴーにそっくり。歴史的建造物に感心のある方は、ぜひゆっくり街歩きをしてみてください。
ダニーデンの象徴、セントポール大聖堂と市議会議事堂。真ん中は、スコットランドの詩人、ロバート・バーンズ。ここは「オクタゴン」と呼ばれる八角形の広場で、レストランやカフェが並ぶ街の中心地です。
ニュージーランド最古の大学、「オタゴ大学」。
こちらは「オタゴ高校」。今にもハリー・ポッターが登場しそう。
街なかにも、こんな風格ある建物が並んでいます。別の用途で建てられた建物が、現在はレストランやホテルとして使われていることもあるようです。
そしてこちらがダニーデンの駅舎。今も現役で使われており、「タイエリ峡谷鉄道」の始発駅となります。
列車に乗る前に、美しい構内を見学しましょう。
2階に登ると、美しい床の装飾もよく見えます。
「タイエリ峡谷鉄道」の旅は、次ページに。
さて、タイエリ峡谷鉄道に乗り込みます。鉄道好きなら一度は乗ってみたい文化財レベルの鉄道です。今回は、プケランギというところまで約2時間のショートトリップ。
1879年から1990年まで、地元の人々の足として活躍したタイエリ峡谷鉄道。現在は観光列車として運行しており、景観のよいところでは停止して写真を撮らせてくれます。
車内は木造で趣きがあります。
線路の一部は渓谷沿いにあり、崖っぷちぎりぎりのところを走ります。スリル満点です。
荒涼とした不思議な風景の中を駆け抜けます。ニュージーランドの自然はあまりにもダイナミックで、わたしの目には、別の星の風景のように見えました。
降車駅にはホームもありませんでした。ここは本当に駅でしょうか?
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列車を降り、バスに乗って羊や鹿などを放牧する農場に向かいました。経営者は女性です。あまりにも広大なため、どこからどこまでが農園なのかわかりませんでしたが、こちらは、彼女が暮らす家のお庭です。
この池もお庭の一部。女主人は何年か前にご主人を亡くされ、それ以降はずっとひとり暮らしなのだとか。こんな広いところに、本当におひとりで?
お庭で、女主人とそのお友達が作ってくれたランチをいただきました。
この日はクイーンズタウンに宿泊予定。その前にフルーツ栽培の町、クロムウェルに立ち寄りました。お店では、ありとあらゆる種類の生のフルーツ、ドライフルーツ、ハチミツなどを売っています。
次回は、南島の完結編になります。
吉田さらさ
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